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ギター購入騒動記(13)

2016年8月1日 レスポール・スペシャルにロック・オン!

 SG購入後「山野楽器吉祥寺ロックインB1中古楽器フロア」には頻繁に立ち寄るようになりました。ストラト、SGと立て続けに2本も購入したことで、店員さん達とも仲良くなりました。

 先日買ったSGの調子を報告しがてら、お店に立ち寄った時のことです。ある1本の楽器が目に留まりました。写真左のレスポール・スペシャルです。

 「俺の買ったグラスルーツのやつ(写真右)の本物か?」

 素通りしようとしましたが、やはりグラスルーツとの違いをどうしても確認してみたくなり、試奏させてもらうことにしました。

 グラスル―ツより若干ですが重量がある気がしました。ただ、弾き心地も音もよく似ていると思いました。この楽器に対する感想より「よくここまでギブソンをコピーしたな!」とグラスルーツの方を感心していました。5分くらい弾いていた時、ある事に気が付きました。3弦のハイポジションの音にグラスルーツとの違いを見つけました。僕のグラスルーツは3弦~6弦ハイポジションの音の抜けが、1,2弦に比べ悪くなる気がしています。もちろん、そんなに問題にするレベルではありませんでしたが。「ポン」と音の伸びが悪く、他のポジションに比べ少し「気が抜けた炭酸飲料」みたいな感じがします。このギブソンは全くそういう感じはありませんでした。12フレット以上のハイポジションでコードを鳴らしてみました。

 「明らか違う!」

 もう一つの違いは塗装、ギブソンの塗装面は滑らかで綺麗でしたが、グラスルーツは塗装が薄く、木材のデコボコが目立ちます。また、同じ黄色でも、ギブソンの方が落ち着いた色味で気に入りました。

 この時点での結論は下の通りです。

 「大きな違いはない。でも、やはりギブソン(本物)の方が良い!」

 この日以来、あんなに気に入っていたグラスルーツのレスポールを弾く気がなくなってしまいました。また、無理して弾くと「ギブソンはこんな音じゃなかった」と思うようになりました。また、特に気にも留めていなかった粗い塗装も嫌だなと思うようになってしまいました。

 「もうグラスルーツは弾けない!」

 したがって、売却しようと思いました。もちろん中古の数万で買ったギターです。これを売っただけでは、ギブソン・レスポール・スペシャルを買うことができません。

 「何を売るか?」

 ギブソン・レスポール・スペシャルを買えるだけのお金を捻出するには、ES-175かGB-10のいずれか売るしかありません。売ることが「ねばならぬ」なら迷わずGB-10です。何があろうとも、ES-175を売るという選択肢は、今のところ絶対にありません。あとは、レスポール・スペシャル購入を諦めるかです。

 さすがに数日悩みました。GB-10は新品では25万くらいの楽器。今売れば、きっともう手にすることはないと思います。

 最終的に、GB-10を売ることに決心しました。理由は以下の通りでした。

 「ES-175とGB-10の棲み分けが明確でない。したがって、ライブではES-175を使うことがほとんどで、GB-10活躍の場はない。」
 「頭の中はソリッド・ギターのことでいっぱい。あのレスポールがどうしても欲しい。我慢できない!」

 要するに、「フルアコはES-175で満足。今はグラスルーツに代わるレスポールが欲しい!」

 ってことです。

 さぁ、そうと決めたら、あとは少しでも高くGB-10を売却するだけ。どういう手段で買い手をみつけよう?!


 以下、次号へ続く。

【Gibson LesPaul SP】                  【GrassRoots LesPaul SP】
GibsonLesSP.jpg LPSP.jpg

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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