ジャズギター裏口入学(26)
ちょっとタイトルとズレているかもしれませんが、話が前回から続いているので・・・・。
コードネームとスケールの関係、少なくても7thコード、例えば同じ「G7」でも
①Gブルースの最初のG7
②キーがCの時のG7→C
③キーがB♭の時のG7→Cm7→F7→B♭
この時点で上の3つは少なくとも「同じG7で考えてはなんかしっくりこない」ことが、ギターを弾いていて体感的に分かっていました。他のケースはまだあるのかもしれないとは思いましたが、そんなものを探し続けてもきりがありません。まず、「わかっていることからはっきりさせ、弾けるようにならないといけない」と思いました。そして、次のような結論に至ります。
「G7」と考えてはいけなくて、「キーからの変動」で考えれば良いのだ!
どういうことかと言うと
①はキーがGだからG7は「Ⅰ7」
②はキーがCだからG7は「Ⅴ7」
③はキーがB♭だからG7「Ⅵ7」
仮に曲の中で同じG7が出てきても、もし転調前と転調後でそれぞれG7が出てきたら、違う(機能)G7なんだ!
①はGブルース・ペンタトニックがしっくりいきます。もともとロック・ギタリストですから、ペンタのフレーズは沢山ありました。ちょっとだけ、チョーキングを抑えればオーケーです(笑)。
②と③は弾けるようになるまでは少し時間がかかりましたが(今でも弾けるといえるかが微妙ですが・・・)、②はオルタード③はハーモニックマイナーP5thビロウってよく言われるやつです。これで、みんな混乱して挫折する人が多いのではと思います。僕も当然のことながら、理論的には全く理解できなかったですし、理解する前に僕は「マイナー・コンバージョン」に行ってしまったので、今でも実は理解ができていません。ですが、「理解することよりまずは弾けるようになることが先決」と考え、とにかくフレーズコピーをし、ストックを増やしながら、体感的に掴んでいきました。その辺の僕の格闘の様子はこの「ジャズギター裏口入学」の(9)~(11)にブルースを題材に詳しく書いてあります。
こんな状態で少しづつやっていくと、「コード譜面の見え方(読み方?理解の仕方?)」が依然と全く違ってきました。
次回は、そのことについて書こうと思います。
お楽しみに!!
