FC2ブログ

僕の音楽史(84)

【大学1年生(1980年~81年)】

 合宿の後、山野ビッグバンドコンテストがありました。

 このブログ、結構ライトのOBの方が読んでくれています。そんな皆さんの期待を裏切るようで申し訳ないのですが、はっきり言っとくと「山野ビッグバンドコンテスト」については、この年に限らずその後も全く記憶にありません。そして「僕の音楽史的」には全然重要ではありませんでした。レギュラーでなかったC年のこの年についても、レギュラーになってからのD年~F年になってからもずっとです。何故かって考えるに、結局は「自分のプレイがバンドに貢献している」という実感が4年間全く感じられなかったからです。はっきり言うと「ライトはギタリストが僕でなくとも素晴らしいバンド」であったし、もっと言うと「ギター・プレイヤーはいなくとも成立する」バンドだったからです。

 大学卒業後、僕がライトの人達やイベントにほとんど関わっていない大きな理由はこれです。OBの方たちは皆「ライト」の事を愛しています。彼らは皆、「ライト」の中に自分の存在価値を見出していました。でも、僕は自分の存在価値を見出すことは結局4年間できませんでしたし、自分のために「ライトを利用」していただけでした。ですから、彼らの中に僕が混じって話をするのは彼らに対して非常に失礼であると思うのです。僕は、ある特定の先輩や同期の人間には会って色々話したいですし、「ライト」に所属していたミュージシャンの方々はとても大好きです。でも、正直「ライト」という大きな組織そのものにはあまり貢献できなかったし、思い入れもあまりないのです。

 確かこの年は優勝とか準優勝とか、そんな賞は残念ながらもらえなかったと思います。すみません、この時の記憶があまりありませんので、全く書けません。



 山野が終わった後に結構長い夏休みがあって、その時に実家の新潟に久しぶりに帰りました。大学に入って約4か月あまり、ライトが忙しく、あまり音楽を聴くことができないでいました。そこで、以前からこのブログにも登場したジャズ好きのドラマーである叔父さんにありったけジャズのレコードを持ってきてもらい、休みの間は徹底的に聴くことにしようと思いました。とにかく「ジャズの歴史や常識」なるものを全く知らないのでお話にならないと感じたからです。

 次回はこの中で印象に残ったレコードをご紹介しようと思います。

 

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR