僕の音楽史(84)
合宿の後、山野ビッグバンドコンテストがありました。
このブログ、結構ライトのOBの方が読んでくれています。そんな皆さんの期待を裏切るようで申し訳ないのですが、はっきり言っとくと「山野ビッグバンドコンテスト」については、この年に限らずその後も全く記憶にありません。そして「僕の音楽史的」には全然重要ではありませんでした。レギュラーでなかったC年のこの年についても、レギュラーになってからのD年~F年になってからもずっとです。何故かって考えるに、結局は「自分のプレイがバンドに貢献している」という実感が4年間全く感じられなかったからです。はっきり言うと「ライトはギタリストが僕でなくとも素晴らしいバンド」であったし、もっと言うと「ギター・プレイヤーはいなくとも成立する」バンドだったからです。
大学卒業後、僕がライトの人達やイベントにほとんど関わっていない大きな理由はこれです。OBの方たちは皆「ライト」の事を愛しています。彼らは皆、「ライト」の中に自分の存在価値を見出していました。でも、僕は自分の存在価値を見出すことは結局4年間できませんでしたし、自分のために「ライトを利用」していただけでした。ですから、彼らの中に僕が混じって話をするのは彼らに対して非常に失礼であると思うのです。僕は、ある特定の先輩や同期の人間には会って色々話したいですし、「ライト」に所属していたミュージシャンの方々はとても大好きです。でも、正直「ライト」という大きな組織そのものにはあまり貢献できなかったし、思い入れもあまりないのです。
確かこの年は優勝とか準優勝とか、そんな賞は残念ながらもらえなかったと思います。すみません、この時の記憶があまりありませんので、全く書けません。
山野が終わった後に結構長い夏休みがあって、その時に実家の新潟に久しぶりに帰りました。大学に入って約4か月あまり、ライトが忙しく、あまり音楽を聴くことができないでいました。そこで、以前からこのブログにも登場したジャズ好きのドラマーである叔父さんにありったけジャズのレコードを持ってきてもらい、休みの間は徹底的に聴くことにしようと思いました。とにかく「ジャズの歴史や常識」なるものを全く知らないのでお話にならないと感じたからです。
次回はこの中で印象に残ったレコードをご紹介しようと思います。