僕の音楽史(69)
今回からは大学1年です。大学の4年間は僕の音楽脳(?)の8割を形成する部分が作られてきた時期で、フュージョンやジャズがある意味一番面白かった時代でもあるので注目です!
僕が東京の大学に進学したら、既に東京で生活している兄と同居することはもう決まっていましたので、住居を探す必要はありませんでした。場所は板橋区の三田線沿線の駅でした。
4月に入り大学生活が始まり、僕にとっては履修科目の決定よりも音楽サークルの決定の方が重要でした。毎日日吉キャンパスに行くと、いろんな音楽団体が演奏していて、しきりに勧誘してきます。細かいことは覚えてはいないのですが、「さすがに東京はレベルが高いな!」ってのが印象でした。
「竹内まりや」の所属していた「リアルマッコイズ」というサークルに興味があったのですが、残念ながら聴く機会がありませんでした。もっとも聴いていたとしても、音楽性がまるで違っていたので多分入部はしなかったと思います。
ある時日吉キャンパスで「ライトミュージックソサェティ(KLMS)」を聴く機会がありました。以前のブログに書きましたが、おじさんが新潟で演奏を聴き、しきりに入部を進めていたサークルです。
30分ほど演奏を聴き、印象は「上手いなー」でしたが、・・・・ただそれだけでした。興味の対象外でした。ギターは座って演奏していて、おそろいのトレーナーを着たりして「カッコ悪い」と思いました。演奏が終了し、その場を立ち去ろうとすると部員の女性がチラシを手渡しに来たので、それをもらって帰りました。
帰りの電車でそのチラシを読んでみます。過去のバンドのでのコンテスト受賞歴等が書いてある中にちょっと気になることが書いてありました。
「ライトの現役ドラマーがカシオペアに参加・・・・」
「カシオペア」
確かに大学合格したくらいの頃でまだ新潟で生活していた僕の耳に噂は届いてきたバンド名でした。当時はまだ「ヤマハのコンテストで優勝し、アルバムデビュー」という情報だけで、まだ音は聴いた事はありませんでした。
「なるほど、サークルのメンバーがプロになるくらいだから、このバンドはおじさんの言う通りうまい訳だ!」
日吉からの帰宅途中、新宿で途中下車し、発売されたばかりのカシオペアの「サンダーライブ」を買って帰りました。


そして、驚愕します!!!