僕の音楽史(67)
大学受験について書いた番外編も終わり音楽話に戻します(笑)。大学入学に向けて最後の新潟生活を満喫していた絶頂の時期について何回かにわたって書こうと思います。
慶應義塾大学商学部に入学が決まってから帰京するまでの間は今までの抑制された日々を取り戻すかのように、朝から晩まで音楽を聴きまくっていましたが、何を聴いていたかははっきりとした記憶はありません。覚えてる限り書こうと思います。
まず、当時一番大好きなギタリストは、「リトナー」だったと思います。その辺から、今まで聴いてこなかったジェントル・ソウツのダイレクトカット版以外の「シュガー・ローフ・エキスプレス」(下のアルバム)やジェントル・ソウツがバックを務めた渡辺貞夫さんの「カリフォルニア・シャワー」なんかを聴いていたと思います。


前者には「エリック・ゲイル」も参加していましたが、モコモコした感じでどうも好きにはなれませんでした。どれ聴いてもなんか一本調子で、「クロスオーバーやジャズのコード進行についていけず、ブルースぺンタトニックで格闘している自分のプレイ」が彷彿されてダメでした(笑)。したがって、「スタッフ」には広がっていきませんでしたね。
渡辺貞夫さんについては、もちろん名前はしていましたが、本格的に聴いたのは初めてでした。曲は好きでしたが、やはりギタリストではなかったので、あまりのめりこむことはありませんでした。
合格祝いを買ってもらえる話になりました。当然のことながらエレキギターを買う事にしました。当時はグレコのレスポール1本とクラシックギターだけでした。色々悩んだ挙句、やはり大好きだったリトナーの影響からセミアコを買う事にしました。ギブソンES-335は流石に高価だったので、当時人気のあった「YAMAHA SA1200(下写真)」にしました。色はこれまたサンバーストにするか迷ったのですが、ワインレッドのやつを購入しました。

ジャズ好きのおじさんの知り合いがこの時フルアコ「YAMAHA AE-2000」を購入したものの全く弾かない状態で他の楽器が欲しくなったとのことで、買わないか?と言ってきたので、親に頼んで追加で買いました。当時は全くジャズは聴いていませんでしたし、フルアコのようなでかいギターは正直「カッコ悪い」と思っていましたが、大学では「クロスオーバーを勉強しよう!」と思っていましたので、「いずれ使うときが来る」と思って買いました。YAMAHA2本の素晴らしい楽器を手に入れましたが、その時まで使っていたグレコのレスポールをどうしたかが全く記憶がありません。今考えると、大事に取っておけばよかったと思います。もし、所有していたら今もメインで弾いていたかもでですね。

東京行きの準備をしながら、そして新潟に別れを惜しみながら、まだまだ音楽三昧の日々が新潟で続きます。