ジャズギター裏口入学(11)
それでは2コーラス目の5小節目以降の重要なことを2つ。先ずは解説元ネタ動画を下に貼っておきます。2コーラス目のソロですから間違えないようにお願いしますね!
解説した一つ目は6小節目3拍4拍目のディミニッシュコードの部分です。
6小節目のコード進行はF7F7F#dimF#dimと2拍ディミニッシュコードを弾いています。理論的なことはここでは説明するつもりもないですし、よくわかりませんが(笑)、ディミニッシュコードは「次のコードにかっこよく繋げるための橋渡し」と僕は思います。ここの5~8小節では何も考えずにやると「F7(5・6小節)→C7(7・8小節)」。ちょっと工夫して考えると「F7→C7/G(C7のベース音をG)」そして間にF#をいれてベース音を半音進行F→F#→Gにするためと理解してください。コード進行はそうであっても、アドリブは1コーラス目の様に無視しても全く問題ないですが、あえてF#dimのスケール音をちょっとだけ弾いています。それだけで、「おっ!」となりますよね。下の動画を参考にしてください。F#dimのコードとスケール(Cdim、D#dim、Adimも同じ音であることはわかりますよね?)を弾いています。
次は8小節目がポイントですが、ここのコードはA7なのですが、ここでA7の3度の音C#の音をしっかり弾いていますよね。C#の音はブルースペンタトニックにはない音であり、A7の3度の音にあたるため、コードが鳴っていなくてもA7が聴こえてきます(か?)
ほんのちょっとだけでいいから、コード進行に反応してブルース・ペンタトニックにない音を弾いてあげるだけで、ロック、ブルース系ギタリストが言うところの「ブルース」ではなく「ジャズブルース」っぽくなります。
最初の動画の3コーラスも2コーラス目と全く同じコンセプトで弾いてますから、解説はしませんが聴いて感じをつかんでみて下さい!
ではでは!
