僕の音楽史(番外編1)
今回は音楽の事は一切出てきません。したがって番外編です(笑)。僕が「慶応義塾大学商学部」に合格するまでの合格体験記を書いてみようと思います。受験の話に興味のない人はしばらくお待ちください(笑)!
冬休みになり、例によって東京の兄の家にお邪魔して駿台予備校の最後の冬期講習に参加していました。最終日の模擬試験の結果では、約2か月ほどの間、明けても暮れても英語ばかりやっていたおかげか、多少英語の偏差値は上がりましたが、それでも慶応義塾の文系学部の判定はどれもCとかDとかそんな感じだったように記憶しています。
いよいよ出願の時期です。慶応義塾大学経済学部が第一志望であることには変わりませんでしたが、どうしても浪人はしたくなかったので、慶応より多少偏差値の低い私立大学も滑り止めとして受験しようと思いましたが、なんと父親が絶対許してくれません。母親は「可哀そうだ!」と僕の味方になって、父を説得していましたが、それでも絶対に許してくれませんでした。
「兄は駿台予備校で浪人して成績がぐんぐん伸び、東大に合格した。お前だって、浪人すれば東大に入れる!」
「早稲田、慶応、上智だったら行っても良い!」
父親の魂胆は見え見えです。俺の現在の成績では、どうせ早・慶・上智なんて受かるわけないだろう。要は浪人させるつもりです。
結局、上智経済学部、慶応商学部 早稲田商学部、そして本命の慶應経済学部の4校のみの出願となりました。まさに「背水の陣」です。って言うか、「神風特攻隊」です(爆)。
受験まで1か月、もう時間がありません。こう考えました。
「模擬試験の判定はいつもCかD判定。でもそれはあくまで駿台や旺文社や進研の模擬試験でのこと。要は慶応の問題ができれば良いんだろう?!もう時間がない、慶応の赤本を何年分かやって分析して、俺の受験勉強は終わりだな。」
この時点で初めて過去問を解いてみる、なんと無謀な受験生でしょう。
世界史は小論文で、自己採点ができないので、数学と英語だけ時間を計って解いてみました。採点してみると、どうでしょう、赤本に書いてある予想合格点を超えているではないですか!
「えっ!まぐれか?じゃ、もう一年分も解いてみよう。」
やっぱり、合格点を超えています。
「まじかよ!」
このまま、うれしくなって、慶応経済学部と商学部の赤本を数日で一機に全部やってみました。何年分かは合格点にはいかない年度もありましたが、それもボーダーくらいの感じでした。
「もしかしたら奇跡が起こせるかもしれない!」
そうして、上智も早稲田の問題も一問も解かない状態で、僕の受験は上智大学経済学部から始まりました。

つづく・・・・。