Pat Martino奏法研究(60)
今回は9~16小節目までの解説します。
まずは9~12小節目から。
9小節、B♭△7はGm7にコンバージョンできるのですが、まー、メジャー7thについては無理にコンバージョンしなくとも、要は「ドレミファ・・・」を弾けば良いとも言えます。ここでも移動ドで言えば「ミソラシ ドレミソ」って弾いてるだけです。ここで注意は9小節目の指使いです。他のギタリストはあまり使わない運指です。少し指を開かなくてはいけませんので、動画をよく見て頑張ってくださいね。
次は13~16小節目です。
13小節は9小節目と同じくDm7にコンバージョンと言うより、移動ドでFキーでの「ソソラシ ドレミソ」ですね。14小節目はパットの特徴ともいうべきフレーズ、指使いですから何百回も弾いて指になじませてください。15、16小節ではよくAm7-D7と解釈してAドリアンを弾くことも彼は多いですが、ここではAm7♭5-D7♭9と解釈し、それぞれAm7♭5⇒Cm7、D7♭9⇒E♭m7とコンバージョンして、しっかりとCドリアン、E♭ドリアンを弾いています。
動画では、最初にゆっくりと2回弾いていますので、運指を確認してみてください。そのあと少し早く、実際にアドリブ演奏に取り入れた感じで弾いています。
ではでは。
