ジャズギター裏口入学(6)
何回かにわたってブルースについて書いていこうと思います。
もともと中学・高校とロックをやっていた頃好きだったギタリスト達も必ず「ブルース」といわれる形式の曲を演奏していることが多かったので、何となくは理解していましたし、演奏もできました。「ブルースとは?」についてはここでは語りません。定義付けも難しいですし、なんたってこの講座のタイトルは「裏口入学」ですから(笑)。当時僕は「ブルース」というと次のような感じで理解していました。
ジャズにも「ブルース」というものが存在することを知りました。「ブルースなら俺でもできる」ってことで、まずは「スタンダード」と言われる曲の前に、「~ブルース」と書いてある曲を片っ端から聴きました。なんか俺の知っているブルースとは似ていますが、ところどころ違います。まずは、「リズムが違うな」と思いました。いわゆる「4ビート」で演奏している曲がほとんどでしたし、その当時はまだうまくバッキング(コンピング?)ができなかったので、4分音符で刻んでみました。こんな感じです。
「なんか、雰囲気が違うな」と思いました。「何が違うのだろう?」
ベースソロになるとギターが4つに刻んでいる音がよく聴こえるので、耳を澄ませて聴いてみたのですが、高い音(1弦・2弦)で弾いている音は聴こえてきません。でも耳の悪い僕に正確な音は取れませんでした。
何かの教則本で下のようなコードフォームを知りました。

さっそく家に帰って鳴らしてみます。
「これだ!ジャズだ!」
この時の感激は今でも忘れません。
下の動画はこのフォームを主に使って弾いたブルースです。あんまり上手じゃないのと、ちょっとだけ複雑なことをやってますが、それは今後説明していきます。