僕の音楽史(57)
ジェフ・ベックの来日公演以来「ロック帰り」していた僕に追い打ちをかけるようにビックニュース(ってほどでもないか?)が舞い込んできます。
なんと森園勝敏さんがクリエイションと活動しているとのことを雑誌で知りました。そして、なんと長岡市(新潟市から電車で1時間)に来るとのことです。


当時日本のロックの中では「クリエイション」と「四人囃子」が僕の中では最高のバンドでした。っていうか、この2つのバンド以外は聴いていないといっても良いくらいでした。そして、竹田和夫さんは僕にとっては別格でしたし、森園さんは以前もこのブログで書いた通り「プリズム」や新潟でのギター・クリニックを通して大好きなギタリストになっていました。
簡単に電車で行ける距離という事もあって、もちろん親友新保君と観に行くことにします。
この時点では、まだこのメンバーでのアルバム発売前であり、そもそもクリエイションがどんなメンバーになっているかすらわからない状態でのコンサートで楽しみでもあり不安でもありました。
ファンキーな竹田さんの16ビートのカッティングでライブがスタートです。
「かっけー!」
そして森園さんのギター・ソロ、ストラトの硬質で歪み具合、最高の素晴らしいソロです。
こんな感じで曲は進みます。この時のクリエイションはリード・ボーカル(清水保男)もいましたが、竹田さんや森園さんのボーカルもところどころ聴けて満足でした。全体としては、森園さんはゲストという事もあってか、竹田さんより若干多めにソロをとっていましたが、逆に竹田さんのファンキーなカッティングの上手さも堪能できましたし、時折ツイン・ギターでハモったり、バトルしたりと抜群のバランスでした。
その後、下の「スタジオ・ライブ!」が発売され、当然購入しました。

ライブの時にやった和夫さんの16ビートカッティングと森園さんのソロがカッコイイ曲「ニュー・ウェイ、ニュー・デイ」はこのアルバムでも1曲目になっていました。前作同様ダイレクト・カッティングで、音も素晴らしく、「ニューヨーク・ウーマン・セレナーデ」のような昔のクリエイションのサウンドを彷彿させる名曲もあり、このメンバーのクリエイション、活動期間も短かったですが、大好きでした。
