ジャズギター裏口入学(4)
引き続きジャズっぽい弾き方についてですが。
前回までを簡単にまとめると、ジャズっぽく弾くやり方として
1.チョーキングで弾くところをところを、スラーやハンマリングを使って弾いてみる
2.ブルース・ペンタトニックに♭5th(G♭音)や6度(A音)を加えてみる。
3.ミクソリディアン・スケールを使ってみる
の3点でした。
今回は「ジャズをやる人が誰でも良く使うフレーズをいくつか覚える」そして「恐れずに何回もこのフレーズをアドリブ演奏で弾く」です。
よくスケール沢山覚えて、ジャム・セッションで自分のソロが回ってくるとスケールの上昇・下降をまんま弾き続ける人がいます。しっかり弾けば音は外さないでしょうが、全く音楽的ではありませんし、「ジャズっぽく」は到底聴こえません。
やはり、まずは「何スケールか?」は置いておいて、ジャズ特有のフレーズをいくつか覚えて練習で、そして実践でも恥ずかしからず弾くことです。フレーズのストックができて、実戦で使えるようになってから「さてさて、俺のこの特意フレーズは何スケールなんだろう」と後で確認すれば良いと思います。
下の譜面と参考動画1、2は僕が大学に入って最初に覚えたジャズのフレーズ2つです。誰でも知ってるし、どんなジャズ・ギタリストも必ず弾く(弾ける)フレーズです。
理論は「弾くためのもの」ではなく「自分が弾いていることを他人に説明したり自分で確認したりするための手段」と思います。

使っている音はジャズ特有のものではありません。普通にロック、ブルースの人達も使う音ですが、このフレーズ自体はジャズ特有のものですし、こういうフレーズをロック、ブルースで使うと必ず「ジャズっぽいね」と言われます。
まずはこういうフレーズのストックをどんどん増やしていきましょう!
