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ギター購入騒動記(36)

2018年1月27日(土) Ovationを偵察に行く ! Part1

 今買おうとしているのはOvationのスティール弦のアダマスもどき(セレブリティ エリート リミテッド CE44)。なんでこの楽器が欲しいかは前回、前々回のブログを読んでください。とはいっても今まで一度も弾いたことがなく、それどころか見たことすらないので、久々試奏を目的に御茶ノ水の楽器屋巡りを決行することにしました。

ovation3.jpg

 まず駅のそばからぐるっと一周。目的のアダマスもどきはありません。ただ、ほぼ同じ型番の中古色違いが1本づつ別々の店にありましたので、2回転目の時にそれぞれ弾かせてもらいました。

 まずは1本目。これは奇麗な楽器でなんと47,000円の破格値でした。

ovation1.jpg


 「なにこれ、弾きずらい!」

 これがOvationエレアコを人生で始めて弾いた感想です。弦高は比較的低いのですが、テンション強くて無茶苦茶弾きずらいのです。皆さんはご存知かと思いますが、僕はエレキに1弦0.13や0.14、6弦は0.58位の太い弦をはり、弦高もかなり高くし、日本一弾きづらいレスポールやSGを弾いている、そんな僕がそう思うのですから、本当に弾きづらい楽器なんだと思います(笑)。あと、
Ovationってのは随分とネックが細いのですね・・・。でも、音はそんなに悪くなかったです。イコライザーで調整すれば、結構甘い音も出るんだなとも思いました。どっちにしても、「アダマスもどき」でないのでそそられません。さー、次。

 2本目はこんな楽器。これも中古で58,000円でした。この楽器を弾いて、やっぱり弾きづらかったら、この型番はダメ、つまり「アダマスもどき」もダメだなと思いました。

ovation2.jpg

 「あれ?」

 さっきの楽器と違って、結構テンションも柔らかめで弾きやすく、音も良い感じです。同じ型番でも楽器というのは個体差が大きいのだなと改めて思いました。しかも、ルックスも気に入りました。そして、こう思いました。「アダマスもどきの色はそのうちきっと飽きるのではないかな?この楽器の方がもしかしたら長く弾き続けられるかもな」と。正直買っちまおうかと思いました。そして、今日はかみさんが帰りが少し遅くなるので、楽器を持って帰るチャンスです(笑)。でも、止めました。まだアダマスもどきをこの目で見ていないからです。

 もう一回転、ゆっくりと「アダマスもどき」がないかを楽器屋を回り、ないことがわかると今日のところは退散することにしました。

 中央線帰りの電車でスマホでヤフオクを物色していると、なんと「37,000円、1時間後終了、入札者1名」の「アダマスもどき」が出品されていて、今まさに落札されようとしています。何度も入札ボタンを押し掛けました。でも、押さずに済みました。なぜならギリギリまで引っ張って、ラスト10秒くらいで「50,000円」くらいで入札してやれば絶対落とせると思いました。写真を見る限り新品同様(10か月前購入)です。ところが、出品者の説明を読むと少しだけ気になることが書いてありました。「ネックは軽い順片り、6弦12フレットの弦高は10円玉2枚分」とのこと。僕はもともと弦高高めの楽器は好きですが、やはり、いくら安くても1度も見たことも弾いたこともないギターを買うのは勇気が必要ですし、買う事ができるのはせいぜいトラベルギターみたいなやつだけですね。

 ヤフオクから落札するのやめることにしました。特に急いで買う理由もないので、日を改めてと思うようにしましたが、体は言うことを聞いててくれません。

 気が付いたら、新宿駅で途中下車していました(笑)。

 つづく・・・・・。

【注】写真は実際に僕が弾いた楽器ではありません。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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