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僕の音楽史(49)

【高校2年生(1978〜79年)】

 おかしなドラマが始まりました。タイトルは「ムー一族」です。どんなドラマかをネットの情報を参考に下に書いておきますね。

「ムー一族」
 東京・新富町の老舗足袋屋の「うさぎ屋」を舞台に、伊藤四朗と渡辺美佐子演じる夫婦とその次男の郷ひろみを中心に、樹木希林や伴順三郎、由利徹、左とん平、五十嵐めぐみ、岸本加世子らの出演で、毎回とくにこれと言うような大事件のようなものもなく、時に突拍子もなく脈絡もないようなコント風の場面になったりで、大笑いと言うよりは「クスッ」と笑えるような小ネタをちりばめたドラマ。

ムー一族

 ドラマなどはあまり興味がなく、郷ひろみが好きだったわけではなかったのですが、何気なくテレビをつけたら、主題曲が耳に飛び込んできました。「ん!なんだ?かっこいい演奏だな?」僕の耳が即座に反応しました。

 「主題曲:暗闇のレオ 演奏:クリエイション」

 「え?クリエイション!?」

 目を疑いました。耳も疑いました。ほんの1年程前のアルバム「ピュア・エレクトリック・ソウル」で、やはりクリエイションは日本が誇る最高のロック・バンドと再認識したばかりでした。そのクリエイションの演奏とはとても思えませんでした。

暗闇

 確かにサイド・ギターの飯島さんやベースの松本さんが脱退した話は風のうわさで聴いていましたし、友人新保君から「スピニング・トー・ホールドNo2」を聴かせてもらっていて、既に「なんか様子がおかしいぞ?」とは感じていましたが、ここまで変貌を遂げていたとは夢にも思いませんでした。

 この時期、音楽界はフュージョン(当時はクロスオーバーと呼んばれていましたが)の大きな波に飲み込まれようとしていた時代でした。いなか育ちの僕はそれに気づかずに過ごしていました。ともかくインターネットもYoutubeも携帯電話すらない時代、情報量があまりに少なすぎました。今振り返ると「スタッフ」も「リトナー」も「カールトン」も既にデビューしていて、注目され始めていたようですが、当時の僕の耳には全く届いていませんでした。

 僕はクリエイションの「暗闇のレオ」でこの音楽界の大きな潮流に初めて気が付いたのです。


 「暗闇のレオ」はシングル盤を早速購入し、コピーしました。今でも大好きな曲で、ギター演奏前の指ならしによく弾いています。

 皆さん、この曲は知っていますよね??知らない方はYoutubeで検索して聴いてみてください。40、50代の方なら必ず思い出すはずです。


 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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