僕の音楽史(48)
高校2年生になりました。クラス替えがありました。そして、例の音楽好きの新保君とも同じクラスになり、情報交換がしやすくなったのと同時に、高校2年ともなると何名か音楽好きの人間もクラスにいて、音楽環境的には非常に良好となりました。
そんな中でエリック・クラプトンに改めてはまりました。もちろん、当時はロック3大ギタリストと言えば「クラプトン、ベック、ペイジ」ってくらいなので、もちろんクラプトンの演奏は耳にしていました。ただ、最初に聞いたのがクリームの「ベスト盤」、しかも「スタジオ録音もの」だったので、なんか古臭い感じがして、それっきり聴くことがほとんどありませんでした。そうこうしているうちにベック、ペイジやブラックモアに興味が移っていき、クラプトンが自分の中から消えていました。僕が聴いたのは下の2枚でした。


一枚目は「ライブ・クリーム Vol2」です。とにかく「政治家」「サンシャイン・ラブ」「ホワイト・ルーム」等のヒット曲がライブということもあり、物凄い迫力そしてクラプトンの長尺のアドリブ・プレイが聴けます。クラプトンのギター・プレイも良いですが、ジャック・ブルースの歪んだベースも最高でした。そして、ギタリスト的には「ブルース・ロックの教則レコード」のようでした。この一枚のクラプトンのプレイはほぼコピーしました。
二枚目はもう少し後の演奏で「EC Was Here 」ですね。これは1曲目の「ハブ・ユー・エヴァー・ラブド・ア・ウーマン」につきます。と言うか、正直これしか覚えてません(笑)。て言うか、これだけでも良いような気もします。このアルバムを聴いて、クリエイションの竹田和夫さんはこんな感じを目指していたのかな?と思ったりもしました。僕はクリエイションのライブでこの手のブルースは既に聴き慣れていました。
「クラプトン、ベック、ペイジ」、これでがっつりと3大ギタリストを聴くに至りました。僕の気持ちはこの時点では
ペイジ=ベック>クラプトンでした。