僕の音楽史(46)
テレビの歌番組を見るのが結構楽しくなってきました。
歌謡番組、以前は演歌といわゆる歌謡曲ばかりで、あまり興味がなかったのですが、この頃から結構見ごたえのある人たちが沢山出演するようになっていました。そんな中で一番はチャーでした。

チャーは以前このブログでも書きましたが、彼が高校生?くらいに参加していた「スモーキン・メディスン」時代から注目していて、ファーストアルバムも聴いていましたし、名曲「スモーキー」ももちろん知っていましたが、彼の情報が新潟にはあまり入ってくることもなく、あまりのめりこまずにいました。そんな彼が「気絶するほど悩ましい」でテレビに頻繁に見かけるようになりました。
まー、色々言う人もいるかもしれませんが、当時の「歌謡ロック(?)」路線、僕はそんな嫌いじゃなかったですね。たった数小節のギターソロでしたが、そんな短い中でも彼の才能は十分感じ取れましたし、とにかく他の出演者アイドルたちと並んでも遜色ないルックスでしたし、とにかくカッコよかった。そして「本当にやりたいことは別のことなんだろうな?」と思って聴いていましたし、多分そのうちにきっと好きなことをやり始めるだろうとも思ってましたね。
それ以外に好きだったのは「沢田研二」でした。もちろん彼の歌も大好きでしたが、いつもバックを務めていた「井上堯之バンド」が最高にかっこよかったですね。彼の「シンラインのテレキャスター」から繰り出されるサウンドは渋くて最高でした。「太陽にほえろ」や「傷だらけの天使」の音楽も彼らの演奏で、ドラマの雰囲気にぴったりでしたね。


番外編で「ピンクレディー」が好きでしたね。キャンディーズも好きでしたが、どちらかといえば「ピンクレディー派」でした。しかも僕は「ミー」と「ケイ」でいうと「ケイ」ちゃんの方が好きでしたね。「渚のシンドバット」が大好きな楽曲でした。また「UFO」の間奏はAマイナーの音階練習にはちょうど良く、コピーして指ならしに弾いていましたね。そんな関係で今でも弾けると思います。


「パンクロック」なるムーブメントが台頭してきたり、レッド・ツェッペリンやイエスの活動が停滞していたり、パープルにはもうリッチーがいなかったりと、少し英国のロック界が個人的には面白くなくなってきたように感じていました。そんな関係で、テレビの歌謡番組に走っていたのかもしれないですね。