僕の音楽史(39)
さっぱり訳が分からない駿台の夏期講習(笑)に参加しながら、「狂熱のライブ」を上映する映画館を調べました。僕が寝泊まりしていた兄の住居は京王線の桜上水駅でした。近場の映画館を探すと「あった、あった!新宿の地球座・・・新宿のどのへんだ?えっ、歌舞伎町?!」
ビビってしまいました。新潟の高校生でも知っている全国区の街、そしていろんな意味で「とても怖い街」です(笑)。映画を見た後ほんとに無事に帰ってこれるか心配になりました(笑)。


講習が休みの日、決行しました。事前に映画館の場所をしっかりと下調べし、新宿駅から映画館まで脇目も降らず、一心不乱に走って現地に向かいました。でも、誰かにぶつかって絡まれたりしないように細心の注意を払って走りました(笑)。
座席ど真ん中の席に陣取り、映画が始まるのを待ちました。ここからは映画を見た感想を思い出しながら書いてみようと思います。
先に結論を言ってしまいますね。度肝を抜かれました。そして、想像以上のカッコよさに「もう死んでもいい!」くらいの気持ちになってしまいました。次に印象に残った部分をいくつか書いておきますね。
1.ステージが真っ暗の中「ロックンロール」のドラムイントロが聴こえ、その後、急にステージが明るくなり、ギター&ベースが入ってきて・・・。これでもうノックアウトされてしまいました。レコードを聴いた時にもこの部分にはしびれました!
2.「ロックロール」のギターソロ最初の「ぐしゃぐしゃぐしゃ」って弾くところ(笑)、左手がズームアップになり、指が「蜘蛛の足」のような動きにぶっ飛んでしまいました!
3.「幻惑されて」のヴァイオリン弓&ディレイを使ったプレイ、観客席全方向に向けて弓を順番に向けるアクション、卒倒しそうな位カッコイイ!
4.「貴方を愛し続けて」のタメたかと思うと、いきなり「ぐしゃぐしゃぐしゃ」と弾きまくる「音の塊」との対比がスゲー!これはレコード未収録だった!
5.「永遠の詩」、あんなに動き回って大丈夫か?よく弾けるな!?イメージビデオはいいから、早くステージ映像に切り替えてくれよ!
6.「胸いっぱいの愛を」での間奏、「空手チョップ」で鳴らしてるあの楽器(テルミン)、一体全体何なんだ??そして、仮面ライダーの「ヘンシーン(変身)」のようなあのアクション、笑っちゃうほどカッコイイ!!!


映像の素晴らしさついては数え上げたらキリがありません。ただ、根本的に映像を見る前に想像していたイメージと一番違っていたのは、「ロバートがワイルドにステージ上を動き回り、ジミーは不愛想にただ黙々とギターを弾いている」とばかり勝手に思っていました。ところが、どちらかというと「逆」だったのですね。あんなに動き回ってよく弾けるなーと。そして、アクションがいちいちカッコイイのです。
次の講習の休みの日にまた見に行くことに決めました。今度は落ち着いてじっくりと映画を楽しむことができると思ったので。しかも、ジミーのカッコ良さしか頭に残っていませんでしたし・・・(笑)。
この映画を見れただけで、もう夏期講習なんてどうでもよくなりました!

