Pat Martino奏法研究(48)
少し間が空いてしまいましたが、また講座を再開しようと思います。
第2章で「マイナーコンバージョンで枯葉を弾く」というのをやりましたが、それと同様にスタンダードを題材にして、マイナー・コンバージョン・コンセプトをあてはめてどう料理するかを第2章の時よりもう少し突っ込んだ話ができればと思います。また、マイナー・コンバージョンだけでなく、彼のよくやるトリッキーなフレーズや手癖、小技などを合わせて紹介していこうと思います。以前より動画の比率を高めにして、分かりやすく説明していこうと思います。
あらかじめ申し上げておきますが、ジャズ理論に造詣が深く、ある程度アドリブ演奏ができ、自分の演奏しているものが理論的にどうかをしっかりとわかっている方は、全く持って物足りない講座になります。あくまで次のような方を対象にしてます。
「理論について頭では分かっているのだが、それが演奏にいかされずにいる方」
「難しく考えず、音を外さず弾けるようになりたい方」
「パット・マルティーノの方法論を知りたい方」
「自分の演奏スタイルにマルティーノのスタイルを取り入れたい方」
「パット・マルティーノぽく弾いてみたい方」
「星影のステラ」を題材にしようと思います。なぜステラかというと、彼が演奏していないからです(笑)。「酒バラ」みたいに彼の名演が既にある曲では、その演奏の解説になってしまいがちでやりずらいですからね。ステラはⅡⅤを使った転調も多く、初心者には難しいですが、セッションでは必ず取り上げられる曲なので、良い題材なのではないかと思います。ステラの後は循環ものやコルトレーンの曲も取り上げていく予定です。
皆さんのギター練習の助けになるよう楽しい講座にしていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
