僕の音楽史(31)
前回お話したとおりこの年は高校受験の関係もあってか、正直あまり音楽的なイベントがあった記憶がありません。そこで、この時期に聴いていて、今まで紹介してこなかったアルバムを紹介していこうと思います。
まずは
【ユーライア・ヒープ/幻想への回帰】

前回書いたように僕の大好きなベーシスト「ゲイリー・セイン」はもういません。巷では「キング・クリムゾンのベーシスト、ジョン・ウェットンが参加」ってことで随分と話題になっていました。僕はこの時点で、恥ずかしながらキング・クリムゾンは聴いたことがありませんでした。それどころかイエスで大好きになった「ビル・ブラフォード」がイエスを捨てて、クリムゾンに参加したことで、憎んでいました(笑)。高校に行ってからすっかり音楽から遠ざかっていた兄が、珍しくこのアルバムを買ってきました。久々全盛期を彷彿させる良いアルバムだなーと思いました。特にA面2、3、4曲目はよく聴きましたね。バイロンのボーカルも素晴らしいものでしたし、ミックとケンのツイン・ギターもカッコ良かったですね。ウェットンのベースは正直ピンときませんでした。この後、クリムゾンのプレイを聴いて彼のファンになるのですが、このアルバムではまだ遠慮していたのでしょう。僕の耳は、いまだセインのメロディアスなベースを欲していました。
【ディープ・パープル/メイド・イン・ヨーロッパ】

このブログで以前紹介したブートレッグ盤を聴いていたので、この当時のパープルのライブがどんなものかは大体わかっていましたが、やはりオフィシャルの良い音での演奏は聴きごたえがありました。ただ、「バーン」の次にリリースされた「嵐の死者」は聴いていなかったので、もっぱらバーンに収録されていた3曲のみしか聴きませんでした。やはり新しいメンバー「カバーディル」と「ヒューズ」は好きにはなれませんでした。
【クィーン/シアー・ハート・アタック】

クィーンは噂は耳にしていましたが、ビジュアル的に(特にフレディ)どうも好きになれませんでしたので、真剣には聴かずじまいでした。さすがに「キラー・クィーン」のヒットもありましたし、例の音楽友達の新保君がアルバムを買ってしきりに「すげー!」と言っていましたので聴きました。「ブライトン・ロック」と「キラー・クィーン」は大好きでしたが、ほかの曲は全く覚えてません。この後「セカンド」の「ファザー・トゥ・サン」や「ファースト」の「輝ける7つの海」など好きな楽曲もいくつかありましたが、バンドとしておっかけていくまでの気持ちにはいたりませんでした。クィーンは、ここ数年であることをきっかけに実はよく聴くようになりました。
【イエスタデイズ/イエス】

イエスは「ザ・イエス・アルバム」から聴いていたので、「ファースト」と「セカンド」の代表曲と「危機」のメンバーでの未発表「アメリカ」が聴ける美味しいアルバムでした。予想通りほとんど「アメリカ」しか聴きませんでした。この演奏は最高ですね!イエスの中でも僕の中ではかなり上位にランクされる演奏です。他の曲も悪くはないのですが、やはりこの4人での演奏の前には霞んでしまいます。あ、動画リンクを見てみてください!
Yes / America
今回はこの辺で・・・・。