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僕の音楽史(27)

【中学2年生(1975~76年)】

 ツェッペリンのブートレッグ盤を聴き、少しがっかりしていた僕に、ロック好きの親友新保君が言います。

 「お前何聴いたんだ?!ツェッペリンのライブは凄いよ!これ聴けよ!」

 差し出された海賊版は・・・・・。下の写真のライブ・オン・ブルーベリーヒルです。

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 今ではジャケット違いや音質、曲順違いなどで数えられないほど多くの同じ日の演奏のアルバムが発売されています。ツェッペリンの公式アルバムと同じくらいにマニアの間では有名なアルバムで、歴史的価値の非常に高いアルバムです。1970年の演奏で、サード発売前(?)のまさに絶頂期の演奏をとらえた名盤です。曲目を下に書いておきます。

 01. Introduction  02. Immigrant Song  03. Heartbreaker  04. Dazed And Confused  05. Bring It On Home  06. That's The Way  07. Bron-Yr-Aur  08. Since I've Been Loving You  09. Organ Solo  10. Thank You

  01. What Is And What Should Never Be  02. Moby Dick  03. Whole Lotta Love  04. Communication Breakdown  05. Out On The Tiles  06. Blueberry Hill

 どうでしょうか?!ヤバいでしょう!もう卒倒しそうな黄金セットリストです。

 とにかく、全体を通してブードレッグにしては、音質も素晴らしく、ベースとドラムスが幾分こもりがちですが、ジミーのギターやロバートのシャウトがもう前へ前へと出てきて、臨場感抜群です。ジミーのギターも絶好調で、ハートブレイカーの例の無伴奏ソロなんてもう目の前で弾いてもらってる感じで最高です。そして、あのサンキュウー、スタジオ・テイクの生ギターでのソロとは違い、レスポールがうなりまくります。このソロ、僕が人生の中で聴いてきたジミーのギター・ソロの中では最高の出来と思っています。今でも全てフレーズを歌えますし、当時完全コピーしました。「ツエッペリンのライブは??」なんていう印象はもうどこかにぶっ飛んでいきました!!

 友人の新保君がこのアルバムを僕と同じ新潟で、どうやって入手したかは覚えていませんが、とんでもないアルバムを聴かせてくれたものです。

 早速カセットテープに録音させてもらい、ほぼ全曲のギター・ソロをコピーしました。「成毛滋のロック・ギター・メソッド」と同じく、僕にとっての「バイブル」となりました。

 この頃から、友人新保君とブードレッグについては同じアルバムをなるべく買わぬように事前にお互い話し合って購入するようになりました。中学生の身分では高価なものでありましたし、違うアルバムを買ってお互いが貸し借りすれば2倍の音源が聴けるからです。ただ、残念ながら新潟のレコード屋ではブードレッグ盤などは売っておらず、二人とも大学で東京で生活するようになるまでは、親が東京に出かけたり、夏休みや冬休みなどで東京に行った時のみに買うことしかできませんでした。

 ツェッペリンのブートレッグの話はまたの機会に譲るとして、他のバンドについてのブードレッグ盤の名盤について次回書こうと思います。

 お楽しみに!

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テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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