僕のレコード棚公開します!(24)

A面
キャプテンズ・ジャーニー
モーニング・グローリー
シュガーローフ・エクスプレス
B面
マッチメイカーズ
ホワット・ドゥ・ユー・ウォント
ザッツ・イナフ・フォー・ミー
エチュード
リトナーの前半戦の集大成のようなアルバムです。
ジェントル・ソウツを率いてのダイレクト・カッティングのシリーズや伝説の六本木ピットインのライブを経てこのアルバムで一つの結果を出した。僕はそんな気がしています。この先からちょっと色々な冒険が始まってくるような感じですかね。
この頃楽器は335とL5をメインに、オレンジ・スクィーザーやコーラス、フェイザーを使ったあの一世を風靡したサウンドがぎっしり詰まっています。以前のスタジオ・アルバム「キャプテン・フィンガーズ」に比べると、「スタジオ・ミュージシャン集めて作ってみました!」感も薄れ、あくまでジェントルソウツのコアなメンバーを中心にバンドっぽさがしっかり出ています。
楽曲の方も彼の代表作も入っていたり、今はなき「シンタックス」のようなシンセにも挑戦して素晴らしいアルバムです。
実は僕のリトナー人生もこのアルバムで区切りがついてしまいました(笑)。次のアルバム、確か「Rit」と言うやつだったと思います。ガラッとサウンドが変わっていて、あまり好きにはなれませんでした。確か楽器は335を止め、レスポールを弾き、ディストーション・サウンドがメインになったような気がしました。保守的な僕はあの「リトナー・サウンド」を期待してしまったのです。改めて聴き直した方が良いのかもしれませんね。