僕の音楽史(21)
日本のバンド、クリエイションやサディスティック・ミカ・バンド、スモーキン・メディスン(Char)などを聴き、日本のバンドにハマっていましたが、もう2つ気に入ったバンドをご紹介します。
【四人囃子】
四人囃子と言えば、やはりこのデビュー・アルバムです。代表曲「一触即発」も素晴らしかったですが、僕は「おまつり」なんかも好きでした。とにかく、ギター森園さんのクリーン・トーンによるカッティングや腰のある歪みもカッコよく、センスが光るギタリストですね。このスタンスはその後も一貫して変わってないです。流行に流されない「自分の音」を持ったギタリストと思います。昔はディープ・パープルのコピー・バンドだったらしいですが、信じられません。ハード・ロックとプログレの間を行く感じで、立ち位置が良かったと思います。その後も何回か再結成したりと、マニアがたくさんいる素晴らしいバンドです。


【カルメン・マキ&OZ】
「時には母のないこのように」のカルメン・マキさんが、ロックを歌うという事で、びっくりしました。楽曲もその後も人気の「私は風」や「午前1時のスケッチ」など素晴らしいもので圧倒的な歌唱力でぐいっとこちらの心を掴んで持ち去っていきます。ギタリスト春日博文さんのストラトの音も大好きでした。


こうしてどっぷりの日本のバンドに浸った中2の夏休みでした。
学校も始まり、例の新保君を始めとしたロック好きの友人達と久々情報交換をし、さらに他の日本のロックバンドのことも知るのでした。「外道」や「紫」「ウェストロードブルースバンド」などがそうでした。ただ、今まで紹介してきた日本のバンドに比べると、個人的には少々小粒な感じもしまして、あまりのめり込むことはありませんでした。
【音源】
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一触即発
カルメンマキ&OZ/私は風