僕の音楽史(17)
中学2年になりました。この年から聴く音楽に広がりが出てきます。理由はクラスにロックが好きな友人が出来たことが大きな理由です。
今までは音楽の情報源は兄と雑誌「ミュージックライフ」だけでした。このころからもともと体育会系の兄は部活動のラグビー部に忙しく生活していたので、少しづつ音楽や楽器からフェイドアウトしていき、情報源とはならなくなりました。そんな時にうまいことクラスにロック好きの友人ができ、学校で情報交換し、放課後も頻繁にお互いの家に遊びに行って、色々なレコードを持ち寄り、聴くことで俄然世界が拡がっていきました。
友達のひとりに新保君というやつがいました。(彼とは、実は今でも付き合いがあり、昨年何年かぶりに会って昔話に花が咲いたのですが・・・)その当時彼のお気に入りはツェッペリンでした。そこで僕は、「サードを買って全く良さが分からなかったこと」「その後フィジカル・グラフィティや4枚目で好きになったこと」「ロック・ギターを練習していて、ジミー・ペイジを研究しようと思っていること」などを話しました。
「セカンドは聴いたのか?」彼は言いました。
「まだ聴いてない。ペイジを研究するつもりなので、ファーストから順番に買って聴くつもりだ」と答えます。
「まずはセカンドを買え。セカンドが一番、最高傑作だから!」
彼のアドバイスに従い、セカンドを先に買いました。当然のごとく驚愕しました。
「これだ!これこそロックだ!」
今まで聴いてきたものが、全て吹っ飛んでしまうぐらいの衝撃でした。
小学校4年からロックを聴きだしたのは随分と早熟ではあったのですが、5年目にしてようやくこのアルバムにたどり着くなんて、結構回り道してしまいました。
これが、もう皆さんに紹介するまでもないとも思うのですが、レッド・ツェッペリンのセカンド・アルバムです!
【レッド・ツェッペリンⅡ】

【音源】
胸いっぱいの愛を
強き二人の愛
ハートブレイカー