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僕の音楽史(17)

【中学2年生(1975~76年)】

 中学2年になりました。この年から聴く音楽に広がりが出てきます。理由はクラスにロックが好きな友人が出来たことが大きな理由です。
 
 今までは音楽の情報源は兄と雑誌「ミュージックライフ」だけでした。このころからもともと体育会系の兄は部活動のラグビー部に忙しく生活していたので、少しづつ音楽や楽器からフェイドアウトしていき、情報源とはならなくなりました。そんな時にうまいことクラスにロック好きの友人ができ、学校で情報交換し、放課後も頻繁にお互いの家に遊びに行って、色々なレコードを持ち寄り、聴くことで俄然世界が拡がっていきました。

 友達のひとりに新保君というやつがいました。(彼とは、実は今でも付き合いがあり、昨年何年かぶりに会って昔話に花が咲いたのですが・・・)その当時彼のお気に入りはツェッペリンでした。そこで僕は、「サードを買って全く良さが分からなかったこと」「その後フィジカル・グラフィティや4枚目で好きになったこと」「ロック・ギターを練習していて、ジミー・ペイジを研究しようと思っていること」などを話しました。

 「セカンドは聴いたのか?」彼は言いました。

 「まだ聴いてない。ペイジを研究するつもりなので、ファーストから順番に買って聴くつもりだ」と答えます。

 「まずはセカンドを買え。セカンドが一番、最高傑作だから!」



 彼のアドバイスに従い、セカンドを先に買いました。当然のごとく驚愕しました。

 「これだ!これこそロックだ!」

 今まで聴いてきたものが、全て吹っ飛んでしまうぐらいの衝撃でした。

 小学校4年からロックを聴きだしたのは随分と早熟ではあったのですが、5年目にしてようやくこのアルバムにたどり着くなんて、結構回り道してしまいました。

 これが、もう皆さんに紹介するまでもないとも思うのですが、レッド・ツェッペリンのセカンド・アルバムです!

【レッド・ツェッペリンⅡ】

led zep

【音源】

胸いっぱいの愛を

強き二人の愛

ハートブレイカー










テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

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2作目、最高

彼等の代表作どころか、ハードロックを飛び越えてポピュラー音楽史に燦然と輝く名盤というと言い過ぎでしょうか?

音楽には人を楽しませたり、ホッとさせたり、やる気にさせたり様々な効能があるのではと思います。
そしてZeppelinの音楽は人間の情念を掻き立てるような作用があり、当時のベトナム戦場でもよくかかっていたらしく、それもうなずけます。

個人的にはフォーシンボルズとこのⅡが最高だと思っておりますが、前者が哲学的にまで昇華したような練りに練られた作品であるのに比べ、Ⅱは感情・欲望剥き出しで録ったような作品が多く(胸いっぱいの愛、ハートブレイカー、リビング・ラビング・メイド、、、)、全く古くさくなく最高にカッコよく感じそのまま30年ほどが経過してます。

何故か私はこの作品を輸入盤のアナログで購入したため、最近まで-"What is and What Should Never Be" が「強き二人の愛」という邦題とは知りませんでした~

何が言いたいかというと、この作品は日本語のライナーノーツなどは必要ないほど、極東に住む普通の少年でも熱くさせるような、普遍的でかつ強烈な一枚だったということです!

No title

熱いコメントありがとう!
色々考えながらロックを楽しんでいるようですね。頭が下がります!
僕は昔からリスナーというよりプレイヤーの立場で聴いていたので、オザキ君とは随分と考え方は違うね。っていうか、あまり考えないで聴いてきました。今もそうですね。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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