ギター購入騒動記(31)
僕はもともとアンプにこだわりはありません。というか、いままで何十年もギターを弾き続けてきましたが、自宅ではアンプをずっと通さずに練習してきましたし、ライブではお店のアンプを使っていますし、だいいち電気系統の知識はからきしダメでしたので、全く何を買って良いかが見当もつきませんでした。ただ、今後のライブで使い倒すわけではなく、レコーディングをするわけではなく、自宅練習用のアンプを買うだけなので、そんなに深刻に考えることもないと思いました。予算は数万円なので、どうせ大したものは買えませんし、ともかくメーカーなどは何でも良くって、そこそこ良い音で、コスパが良いものであれば何でもよいと思いました。
吉祥寺ロックインの店頭には1万以下の今持っているものと同等レベルのものか、10万以上のアンプのどちらかで、僕が求めているようなものがありませんでした。もちろん中古狙いです。僕の知っているギタリストはみんなDVMarkを勧めてきます。確かに音も素晴らしいですが、まず中古なんてないですし、だいたい「みんなと同じ」ってのが、どうも気が進みません(笑)。まー、焦って買うこともないですから、気長に探そうくらいに考えていた時に、またまたいつもの店員さんが声をかけてきました。
「武田さん、色々ガチャガチャと付いているのは嫌いですよね?」
「どういうことですか?」
「購入してすぐに使いこなせなくて、返品してきたんですけどね。武田さんなら1万円で良いですよ!」
「えっ?1万円?メーカーはどこのですか?」
「これです。定価は武田さんが考えている3~4万円くらいだったと思いますけどね。」
店員さんは下の写真のアンプを奥の倉庫から持ってきました。
つづく・・・・。
