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僕の音楽史(15)

【中学1年生(1974~75年)】

 レッド・ツェッペリンのお話が続きます。

 前回までのお話のようにサード⇒フォースと聴いてきて、次に「フィジカル・グラフィティ」を買いました。2枚組ということもあり、中1の少年には結構な出費でしたので、失敗は許されません。祈るようにレコード盤に針を落としました。

 いきなり「カスタード・パイ」のあのコード・ワークが耳に飛び込んできました。「カッコイイ!」そして、ギターソロでワウワウを使ってます。部屋に貼ってあるポスターの中のワウワウを踏んでいるジミーが目の前に現れた感じで、もう一曲目でがっつりと心を掴まれてしまいました。そして、「流浪の民」これまたギターの歪んだ音色でのキャッチ―なリフとボーカルとの掛け合い、そしてジャム・セッションのような「死にかけて」・・・・以下どれもこれもカッコよい曲ばかりで、ノックアウトされてしまいました。

 ただ、一つだけ不満がありました。当時はすでにエレキ・ギターの腕前を結構上げてきていて、いわゆる「イエス」以外のロック・バンドの曲はだいたい「耳コピー」して弾けるようになっていましたが、「フィジカル・グラフィティ」の楽曲は、当時の僕には未知のコード・サウンドで、なかなか「耳コピ」ができず、ギター教則レコードとしては不適切でした(笑)。とくに「カシミール」や「テン・イヤーズ・ゴーン」などは大好きでしたが、全然音が取れず、めげそうになりました。

 ジミー・ペイジというギタリストを本格的に研究してみたくなりました。そこで、変なところに几帳面な僕は「ファースト・アルバムのA面1曲目から順番に練習していこう!」と考えました。

 フィジカル・グラフィティでおこづかいを使い切ってしまったので、来月のおこづかいまで、ファースト・アルバムの購入は待つこととなりました。

【Physical Graffiti / Led Zeppelin】
ダウンロード (3)

【音源】
カスタード・パイ

テン・イヤーズ・ゴーン

カシミール





テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

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フィジカル・グラフティ

二枚組ながら捨て曲が全くない傑作。

しかしながら、彼等の代表作に常にあがる「カシミール」はいまだに好きになれないんですよ。嫌いではないですが。

個人的にはイン・ザ・ライト~ブロン・イ・アー~ダウン・バイ・ザ・シーサイドの流れがいいですね。
後の二曲は確かⅡ~Ⅲのあたりの未発表作品なので、やはりこの頃の彼らがサイコーとも思います。

この作品はセカンドやシンボルズなどと比較すると、まだまだ聴き込みが足りないので、今後発見があるかもしれません。

Re: フィジカル・グラフティ


> 個人的にはイン・ザ・ライト~ブロン・イ・アー~ダウン・バイ・ザ・シーサイドの流れがいいですね。

いかにも尾崎さんらしくマニアックなところをついてきましたね。

捨て曲はないですが、やはり色々な時期の曲の寄せ集めなので、少し統一感に欠ける部分はありますよね?!
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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