ギター購入騒動記(28)
昨日、レスポール・カスタムを試奏しながら、一旦は家に帰ってきたものの、家に居ても全く落ち着きませんでした。予約をしてきませんでしたので、心配で心配でたまらなくなりました。僕が試奏していた時に、じっと僕の試奏の姿を見ていた若者が凄く気になりました。「あの人が買うのではないか?」そんな妄想が頭をよぎり、いてもたってもいられなくなりました。そんな話をFacebookに投稿すると、皆さん無責任に(笑)「買え、買え!」と背中をぐんぐん押してきます。
「楽器は持つべき人の手元にやってくるのです」
「買わないで一生後悔するくらいなら、買って一生後悔した方が良い」
「55歳過ぎたらいつ死んでも良いように、欲しいものは買うべき!」
今までご紹介してきた中古楽器と比べて、値段が少々高いのでなかなか決心がつきませんでしたが、もう皆さんの意見に従い、買うことに決めました。
そうと決まったら、まずは予約です!今日から僕は年末年始の休暇に入っていたので、お店の開店に合わせて吉祥寺に向かいました。
何故この日に買わなかったかというと、理由は2つです。
ひとつは、支払い方法を決めていなかったからです。現金で買うためには、他の楽器を売却したうえに、現金を足して買わなくてはいけません。売る楽器と言えば、以前レスポール・スタンダードを購入するために売ろうとしていた所有の「レスポール・スタジオ」を売ることになるのでしょうが、あんな事件もあり(25話参照)、音も気に入っていたので、売る気がなくなっていました。どうするか、考える時間が欲しいと思いました。
もうひとつの理由は、頭を冷やすためです。今までの中古楽器は「勢い」で買ってきました(笑)。でも、このカスタムはそんな値段ではありません。少し間を空けて、それでも買う気がなくならないことを自分で確かめようと思いました。
いつもの店員さんにお願いしました。
「年明けにまた来ます。それまで予約しておいてください!」
試奏させてもらった後、店をあとにしました。

