僕の音楽史(13)
前回「ツェッペリンの話が続きます」とお話ししましたが、ツェッペリンを再び聴きはじめ、そしてハマるのは約半年先の「中学2年(1975年)」になってからですので、それまでに聴いていた他のバンドやアルバムを先に紹介しようと思います。
●ユーライア・ヒープ
来日公演の後、ライブ・アルバムまでは何の疑いも持たず、どっぷりと彼らの音楽に浸っておりましたが、その後のアルバム「スィート・フリーダム」「ワンダー・ワールド」は、佳曲はありましたが、なんかマニアックな感じで、今一つと感じていました。また、少しづつでしたが、ほかのバンドも聴くようになってきたので、以前よりも聴く機会が減ってきました。


●ディープ・パープル
「ライブ・イン・ジャパン」でがっつりとはまったパープルでしたが、その後は「ライブ・イン・ジャパン」で演奏した曲のスタジオ・テイクが聴きたくて、「イン・ロック」と「マシン・ヘッド」そして「紫の肖像」を買いました。アルバムとしては先の2枚が最高でしたが、「紫の肖像」に収録されていた「ウーマン・フロム・トーキョー」が楽曲としては気に入ってよく聴いていました。



●イエス
「海洋地形学の物語」を買いました。今では考えられない2枚組で全4曲。1曲が20分以上の大作でしたが、「危機」ほどの完成度はないと感じていました。ただ、部分的に好きなところを繰り返し聴いていました。「古代文明」のアコースティックな部分と「儀式」のイントロとクリス・スクワーヤーのベース・ソロの部分です。

新たに聴き始めた主なバンドやギタリストとして、次のものがありました。
●BBA(ジェフ・ベック)
噂に聴いていたジェフ・ベックを初めてこの時聴きました。脳天をハンマーで殴られた感じでした。このアルバムでのレスポールの音が今でも僕は最高だと思っています。トーキング・モジュレーターも初めて聴くサウンドで、欲しくてたまりませんでした。

●フォーカス(ヤン・アッカーマン)
セカンド盤「ムービング・ウェイブス」の「悪魔の呪文」にハマりました。これまた、ヤン・アッカーマンのギター・プレイにショックを受けました。今聴くと、彼らの演奏、その後のフュージョンにもつながる素晴らしい楽曲でしたね。その後、彼らの色々な楽曲を聴くようになりましたが、当時はまだ「悪魔の呪文」のみでした。

●クリーム(エリック・クラプトン)
スタジオ盤のベスト・アルバムを聴きましたが、あまり好きになれませんでした。ドラムのジンジャー・ベイカーのプレイが古臭く、全くダメでしたね。高校に入ってからは、ライブ盤を聴き、一時ハマりました。先にこっちを聴いていれば違っていたかもですね。
●マウンテン
何といっても「ナンタケット・スレイライド」ですね。レスリー・ウェストのギターもブルージーで、結構すきでした。でも、なぜかそこから発展しませんでした。

兄がのめり込んで聴いていたのに、なぜかあまりピンとこなかったのは「ピンク・フロイド」ですね。このバンド、いまだに僕はほとんど聴いたことがありません。
1974年の中学1年生の時は、漏れがあるかもしれませんが、ざっとこんな感じでした。
次回から中学2年生(1975年)に行きます。この年、僕の音楽史の中でも、かなり重要な年です。まずは、レッド・ツエッペリンとの再会から書き始めていこうと思います。
お楽しみに!!
【音源】
ウーマン・フロム・トーキョー/ディープ・パープル
BBAライブ(フル・アルバム)
悪魔の呪文/フォーカス
ナンタケット・スレイライド