ギター購入騒動記(27)
12月28日、吉祥寺ロックインから連絡がこなかったので、会社帰りに寄ってみました。いつもの店員さんが僕の姿を見つけ、「武田さん、例のレスポール・カスタム、今日の夕方に届きましたよ。連絡しようと思ってました。」と奥からハードケースを持ってきました。
「当然弾いてみますよね?!」
ハードケースを開けて、簡単にチューニングを済ませてくれた店員さんは、僕にレスポールを手渡しました。
「うっ、重い!」
噂には聞いていましたが、想像以上にずっしりと重たく感じました。ただ、これは僕にとってマイナス点にはなりません。ギターを持ってステージを飛び回ることなどないわけですから、大した問題じゃありません。いつものフェンダー・ツインで試奏します。良い音です!ただ、少し意外だったのは、「これでもか!」っと主張してくる音ではなく、所有するレスポール・スタジオに比べるとしっとりと味わいのある音でした。もっとも、少し細めの弦が張ってあったので、いつもの太めの弦に張り替えればまた違う感じがするのかもしれません。スタジオはじゃじゃ馬、カスタムは落ち着いた色気のある音にきこえました。また、ネックが幾分太く感じました。これはとても気に入りました。僕は割と指が長い方ですから、ネックは幅広のものが好きです。全体的に多少の使用感はありますが、大きな傷もなくルックス的には問題なしです。「男のギター」って感じで、自分の奏法やスタイルにはピッタリと思いました。
10分ほど弾かせてもらいました。もう、買わない理由などありません。ただ、値段が値段です(16万)。今まで僕が買ってきた楽器は10万以上のものなどないですし、一部を除いては全て所有楽器や機材を売ったお金で購入しています。
わざわざ取り寄せてもらいながら、どうしてもその場で即決はできなかったので「少し考えさせてください」といって、その場を立ち去りました。
続く・・・・。
