僕のレコード棚公開します!(16)

【メンバー】
野呂一生(g)向谷実(p)桜井哲夫(b)神保彰(ds)
【曲目】
A面
スペース・ロード
セイリング・アローン
アイム・ソーリー
B面
ハブ・ア・ナイス・ドリーム
ブラック・ジョーク
ミッドナイト・ランデブー
カシオペアの初期の作品、サンダー・ライブであります。
僕は1980年慶應義塾大学に入学しました。大学では音楽サークルに入って、「思い切りギターを練習するぞ!」と入部するサークルを物色していました。ひょんなことから「ライト・ミュージック・ソサェティ」というジャズのビッグバンドに入部することになりました。その時にサークルの先輩から「カシオペアの神保さんて知ってる?この前までうちのサークルでドラム叩いていたんだよ」という話を聴きました。もちろん「カシオペア」というバンド名は既に高校時代過ごしていた新潟にも知れ渡ってきたころでしたが、まだ聴いてはいませんでした。それなら聴いてみるかってことで買ったアルバムがこの「サンダー・ライブ」でした。
まずは野呂さんのギターの音に魅かれました。オレンジスクィーザー(コンプ)&ディレイのサウンドとジャジーなフレーズが大好きでした。そして神保さんのドラム、タイトでかっこいいドラムソロに夢中になりました。ロックバンドのドラムソロは、正直言うと、大抵は「早く終わんないかなー」と思うことが多かったのですが、ドラムソロだけでこんなに楽しめたのは、神保さんが初めてでした。もちろん向谷さんも桜井さんも勢いがあり、抜群の切れ味でした。よくこんな4人が偶然にも集まったものです。
その後、さかのぼってファースト、セカンドアルバムを友達から録音してもらい、毎日聴いていました。演奏力だけでなく、楽曲がキャッチ―で、野呂さんの作曲能力にも驚きました。そして、適度にジャジーな音遣いは、当時のジャズ初心者の僕が「ジャズとはどういうものか?」を知るにはピッタリでした。
どの曲も最高です。みんなは「ブラック・ジョーク」や「ミッドナイト・ランデブー」が良いというのでしょう??僕は、マニアックなので「アイム・ソーリー」が一番好きですね!
カシオペアについては、まだまだ書き足りないので、僕のブログの別のカテゴリーの中で、そのうち詳しく書こうと思います。