僕の音楽史(210)
1998年は今振り返ってみると一番充実した音楽生活を送っている感じのように思います。そして、僕のギター演奏もある意味ピークを迎えていたのかもしれません。未だ演奏を続けているのですから、本来は今がピークでなくてはいけないんですけどね(汗)。以前から書いているようにリーダー・バンドの2つ、オルガン・トリオとピアノ入りのカルテットのライブが定期的に入っていたので、毎月1〜2回のライブがありました。新宿Live Inn Pierを中心に精力的な活動をしていました。
オルガン・トリオでのイベントや演奏旅行はなかったのですが、カルテットの方では8月のお盆明けくらいに「北九州ミュージックプロムナード98」に参加しました。これは以前コンテストで優勝した「横濱ジャズプロムナード」つながりで舞い込んできた話でした。当時の資料を見ると小倉の「ビアウェーブ室町館」ところでセカンドのステージのライブ1回だけの演奏だったと思います。前の年はデビッド・マシューズ率いる「マンハッタン・ジャズ・クインテット」が参加して盛り上がったようですが、僕らの年は大物の来日もなく、他のミュージシャンとの交流機会も全くなく、あまり面白くなかったように記憶しています。おまけに演奏の翌日は、かみさんが具合悪くなったとの連絡が来て、僕だけ慌てて帰ったりしたので、とても残念な演奏旅行でした。
1998年当時の音源を2つ。何度も何度も手前味噌ですがw、僕自身のこの頃の音楽的な充実度が伺える演奏と思います。最初の音源はオルガン・トリオ(高野・武田・宇山)で高野さんのオリジナル・ブルースですね。タイトルがわからないので勝手につけましたW。すみません。宇山くんのドラムス、ハイハットの四つ踏みが気持ちよくって、抜群にスイングします。彼のドラムスのおかげで、王道のオルガン・トリオにとどまらず、新しい風を入れてる感じですか?!僕も結構好き放題やっていてノリノリな感じですね。高野さんも煽られてか?いつもよりアグレッシブです!
もう一つはカルテット(武田・阿部・辻・西尾)でマルティーノの人気曲で「The Great Stream」。今聴くとテーマの解釈が現在と違っていて、違和感....まぁ、ファンの方でなければわからない話ですので、気にせず聴いて見てくださいw。こっちのバンドは普通のスタンダードやブルースはあまりやることなく、マルティーノやメセニーや当時のコンテンポラリー系の楽曲を演奏していました。
ES-175NT(91年製)&ポリトーンは最強のサウンドでした。楽器は未だ所有していますが、アンプは手放してしまいました。少し後悔しています。


