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ブログをしばらく休もうと思います。

 ブログ書くことをしばらくの間休もうと思います。

 読んでいただいていた方には誠に申し訳ないのですが、体調が悪いわけではないのですが、少しモチベーションが低下w

 Facebookには音楽関連やその他の投稿は継続的に書いていきますので、そちらの方をご覧いただけると嬉しいです。

 すみませんが、よろしくお願いします!

僕の音楽史(184)

【1993年】

 武田、阿部、荻原、宇山の4人の活動は前回ご紹介した新宿Jのライブを最後に活動を休止しました。そして、新しいメンバーを考えていました。ずっとギター、ピアノ、ベース、ドラムスのカルテットでやってきたので、少し違う編成でやってみようかなと考えていました。

 そう考えたのはたまたま買った2枚のCDが大きな理由でした。

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 「デイブ・ストライカー」というギタリストを知ったのは多分ジャズライフ誌の記事だったように記憶しています。「パット・マルティーノ直系の...」みたいな記事に少し興味を持って、何気なく購入したのだと思います。正直、あんまり期待はしていませんでした。今までこの手の記事に誘われ、何人かのギタリストのCDを買ってみましたが、気に入ったギタリストはいなかったからです。

 確かに笑っちゃうくらいマルティーノのフレーズを弾いていました。僕がマルティーノのコピーし、よく弾いていたフレーズを彼も全く同じく弾いていたりしてw、「情報源が同じなら無理もなかろうw」なんて感じで親近感が湧いたりしました。フレーズは確かにマルティーノ直系でしたが、ノリやグルーブはマルティーノとは異質で、もっと粘っこく、ベッタリした感じです。今まではあまりこの手のノリのギタリストは好きではなかったのですが、ストライカーはなんか気に入ってしまいました。

 この2枚はともに「スティーブ・スレイグル」というアルト・サックス奏者がいて、素晴らしいプレイを展開していました。ギターとのユニゾンやハモ等テーマは適度にアレンジされていて、「ギタリストのリーダー・アルバムに客演している」という感じではなく、バンド・サウンドとして実にカッコ良いものでした。

 スティーブ・スレイグルというアルト吹き、実はこのアルバム以前にもマイク・スターンとのコラボ・アルバム「ハイ・スタンダーズ」を随分と愛聴していたこともあって、大好きな奏者でもありました。

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 「よし、今度はカルテットではなくクインテットで、アルト・サックス奏者を入れてやってみよう」と決めて、メンバーを探し始めました。


 
 

ソロ・ギター道場(49)

【 G Blues (最終回)】

 間違いだらけのブルースなのですが、まんまアップします。だってブルースですからw。完成度よりも勢い重視です。参考にはならないかもですが、まー、聴いてください。

 次はまたスタンダードを題材にやろうと思います。



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僕の音楽史(183)

【1993年】

 前回の続き、このバンドでの最後の演奏、1993年10月23日新宿Jからの演奏です。

 ベーシスト荻原さんのオリジナル「A Fair Love Affair」です。



 このテープ、実は不具合のあるビデオデッキで再生したことが理由で1〜2ステージの演奏収録部分に傷を付けてしまい、再生時に雑音と演奏の乱れが定期的に入ってしまいます。前回アップした2曲は3ステージ目の演奏だったので、大丈夫だったのですが、今回は所々入ってしまうことをご了承ください。

 彼は本当に素晴らしいコンポーザーで、この曲はこの日ライブで初めて演奏した曲です。その後、彼と演奏の機会は残念ながら一度もありませんので、これが最初で最後の演奏ですね。譜面はまだ持っています。初期のPat Methenyの曲を彷彿させるとても大好きな楽曲でした。今ならもう少しまともなギタープレイができると思いますw。コード進行を追って行くのが精一杯な演奏ですね。楽曲の理解が足りていないことをこちょこちょ弾いてごまかしている感じですw。荻原さん、ごめんなさい!

 もう1曲彼のオリジナルで「Helen Knew R.Y.E」ってのがあって、こちらは何回も演奏していた楽曲でもっと良い演奏ができていたのですが、あまりの雑音のひどさにアップするのを断念しました。かわりに「Vera Cruz」をアップしておきます。



 このライブの後数ヶ月後に荻原さんはアメリカと旅立って行きました。

 今思い出しても素晴らしいバンドだったと思います。僕の音楽活動も一つのピークを迎え時期でした。そんな中でベースの荻原さんの力は大きかったと思います。一応僕がリーダーでやっていましたが、音楽的なイニシアティブは彼が取っていたと思いますし、一緒に演奏していて勉強になったし、影響を随分と受けました。ありがとう!

 次のバンドはずっとギター、ピアノ、ベース、ドラムスのカルテットでやってきたので、少し違う編成でやってみようかなと考えていました。
 
新宿J

ソロ・ギター道場(48)

【G Blues (6)】

 ブルース最後の解説10~12小節目の部分です。

 ここは1小節目のG7に向かうところですが、それこそ限りないパターンが考えられると思います。ありきたりの3パターンを紹介します。この「ありきたり」がいつもしっかり出てくることが、実は大切だと思います。

 パターン1はⅠ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴとやる、G7-E7-A7-D7ですね。基本中の基本でベースラインを入れ、半音進行するだけで気分はジョーパスです。



 パターン2はG7 B♭7 A7 A♭7 です。B♭まで上がって半音で降りてきます。ソロでは僕はあまりやらないですが。



 パターン3はジョーパスがよくやります。G7 / B♭7 E7 | E♭7 D♭7 D7 A♭7 |みたいな感じです。E♭→D♭→Dという様にD7を目的にE♭とD♭で挟み撃ち、ディレイド・リゾルブ(遅れて解決)と理論書には書いてあります。



 次回は今まで書いてきたことを応用してブルース演奏を通してやってみたいと思います。

ソロ

マイナー・コンバージョン・コンセプト発展編

【 Multiple Substitutes(2)】

 前回の続きで、A7を想定したコンバージョンですが、まずは復習です。A7をEm7にコンバージョンしてEドリアンで弾いてみます。



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 さて、A7のコンバージョンですが、過去にお話ししてきた中で他のコードにコンバージョンができましたよね?

 そうです、A7をB♭m(正確に言うとB♭m6です)にコンバージョンすることができましたよね。どういうからくりでコンバージョンできるかは過去の内容(マイナー・コンバージョン・コンセプト(11)~(14))をご覧ください。簡単に言うとA7にテンション♭9、♭13を想定し、ルートをA→B♭に動かすとB♭m6になるからですね。

 B♭mで使えるスケールとしてB♭ドリアン・スケールは下の譜面です。そして、このスケールをA7上で弾いてみたのが下の動画です。

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 少し注意点があります。A7上でB♭mを弾くので、何も気にしないでフレーズをB♭音で終わると、A音と半音でぶつかるので、多少違和感があります。したがって、あえてA音で終わると良いのかなと思います。あるいは、B♭ドリアン+A音でフレーズを弾く感じと言った方が良いかもしれません。

 下がA7上でEm7(Eドリアン)、B♭m6(B♭ドリアン)を混ぜ合わせて弾いたのが下の動画です。お互いの共通音からEドリアンとB♭ドリアンを行ったり来たりします。これが「Multiple Substitutes」の一つの例です。



 次回はもう少しMultiple Substitutesを進めていきます。




 

僕の音楽史(182)

【1993年】

 このバンドは結成して間もない頃からオーストラリア演奏旅行が終わった後に解散することに実は決まっていました。ベーシストの荻原さんのアメリカ留学が決まっていたからです。彼はこの年、東京工業大学大学院理学部博士課程修了後、アメリカのロチェスター大学に研究者として渡米することとなりました。現在はマイアミ大学コンピュータサイエンス学科教授としてこの時から現在までずっとアメリカに在住しています。

 オーストラリア演奏旅行から帰って来た後にどこか都内でライブをやりたいとあらかじめ考えていました。オーストラリア凱旋ライブにもなるし、イベントでの演奏ではなく、いわゆる「ライブ」というものを「このメンバーでの最後」として絶対にやっておきたいと考えていました。いくつかのライブハウスに事前にコンタクトを取っていましたが、そんな中で「新宿J」から連絡が来ていたので、このメンバーでの「1回切りの最後のライブ」の場として決めました。また、オーストラリア演奏旅行にも一緒にツアーしたボーカル「清水貴和子」さんにも出演してもらいました。

 お店は当時、ライブ演奏をビデオテープに収録するサービスを提供していましたので、記念として録画してもらっていました。当時のアナログ時代の動画でクオリティはもちろん高くはないのですが、今となっては映像に収めておいて本当に良かったと思います。

 何十年ぶりかにこのテープを早送りで回し、セットリストを確認してみました。


1st
The Great Stream
One For Us
Nancy(Piano Trio)
Day By Day(with K.Shimizu)
But Not For Me(with K.Shimizu)
Helen Knew R.Y.E(by M.Ogihara)

2nd
Turnaround(Guitar Trio)
There Is No Greater Love
A Fair Love Affair(by M.Ogihara)
Satin Doll(with K.Shimizu)
My Funny Valentin(with K.Shimizu)
Vera Crutz

3rd
Young And Fine(Steps Version)
Stella By Starlight(Piano Trio)
Secret Love(Guitar Trio)
You'd Be So Nice To Come Home To(with K.Shimizu)
God Bless The Child(with K.Shimizu)
Cantaloupe Island

今回と次回でこの時のライブ動画から何曲か選んでご紹介します。

まず今回は既に数年前にYoutubeでアップロード済みの「Young And Fine」と「Cantaloupe Island」を改めて!






新宿J

ソロ・ギター道場(47)

【G Blues (5)】
 
 今回は9~10小節目のⅡ-Ⅴ部分。Ⅱの部分をⅡ7にするかⅡm7にするかで大きく分かれるところですね。

 まずはⅡ7の動画。



 A7 / A7(13) E♭7(9) | D7(9) E♭7(13) D7 / | G7 みたいな感じ。


 次はⅡm7のケース。



 Am7 / D7 A#7(9 13) | A7(9 13) E♭7(9 13) D7 / | G7 ですかね。

 いずれもジョー・パスがよくやる動きです。


 次回は11~12小節目のⅠ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ部分を解説してBlues編を終わろうと思います。

 お楽しみに!

ソロ

僕の音楽史(181)

【1993年】

 9月30日東京を離れて8日のオーストラリア演奏旅行は大きなトラブルや事故もなく終わりました。僕はカミさんと当時3歳の長男を自費で連れて行ったこともあり、台東区の同行者の方々には色々とご面倒かけてしまいましたが、嫌な顔一つ見せずご対応いただきました。大変ありがとうございました。今考えると素晴らしい思い出になりました。

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 10月8日(金)の夜、成田に着き、なんと翌日は横浜ランンドマークホールでコンペティション(本選)です!

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 メンバーはどう思っていたかわかりませんが、正直いうと応募したことを後悔していました。何故かというと体力的に非常にキツかった、そして気力も萎えていました。個人的にはあまりに疲れすぎていました。

 結論を先に言ってしまうと、本選に進んだ7バンド中で3番目(The Third Prize)を頂きました。言い訳がましくなりますが、浅草や吉祥寺に比べると参加メンバーのレベルも高かったと思います。また、選曲も僕にはハードルが高かったなと思います。

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 演奏した曲は「フットプリンツ」「Helen Knew R.Y.E (ベース荻原のオリジナル)でしたが、これも後で考えるとどうだったのかなと思います。この日に備えてオーストラリアで何回か演奏していましたが、「フットプリンツ」はどうも苦手でした。一方、荻原さんのオリジナル、ピアノのイントロから始まり、テーマはマイナー、サビでメジャーに変わるといった比較的得意なコード進行で大好きな曲ではありましたが、コンテストでオリジナル曲を演奏するのは少し難しかったのかなとも思いました。

 やはり浅草や吉祥寺のコンテストの時のように、「獲りにいく」つもりでないとダメなのだなと感じました。

 そしてこのバンドでは「新宿J」でのライブを残すのみとなりました。

 
 

マイナー・コンバージョン・コンセプト発展編

【 Multiple Substitutes(1)】

 久しぶりにマイナー・コンバージョンについて書き始めようと思います。前回まで「実践編」として枯葉を題材に書いて来ました。6小節目D7まで書いてからふと思いました。これ以降の小節については今まで説明したことの繰り返しなので、改めて書くことはないなとw。そして次に何の曲にしようかなと考えたりしましたが、説明的にはほぼ同じになってしまうので、別のことを書いていこうと考えました。

 今回からは「発展編」として「Muitiple Substitutes」について書いていこうと思います。

 Multiple は「複数、多様」、Substituteは「代用、代理」という意味ですから合わせて「複数代理」とでも言うのでしょうか。内容的には彼の教則DVD「Quantum Gutar / Advanced Concept」の内容です。

 言葉だけ聞くと何となく面倒な内容のようですが、今までの内容が理解できていれば「なーんだ」と感じると思いますし、多少「こじ付け」というか「強引」と感じるところでもありますw。それでは早速話を始めましょう。

 まずA7というコードを例にとって解説していきます。

 「A7」をまずマイナー・コンバージョンで考えると「Em7(=Eドリアン)ですね。ここがピンとこない人は過去投稿を復習しておいてくださいね。一応、Eドリアンスケールを下に載せておきます。

MCCA1.jpeg

 A7上でEm7(=Eドリアン)で弾くと下のような感じになります。A7はA7(13th)を弾いています。



 今日の話ではまだ「Multiple」でも何でもありません、復習しながら少しづつ進んでいきます。

 あと、近日中に「Pat Martino奏法研究」の方も同時並行で進めていきます。

 ご期待ください!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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