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ギター購入騒動記(83)

2019年3月24日(日)ヤフオクが気がかり(1)

 ちょっと間が空いていましたが、実は激動の半月でありました(笑)。そして、やっとこのブログに書ける時期が訪れました。これから何回かに渡って書く話は「ギター購入騒動記」の中では一番面白い内容になっていますので、楽しみに読み進めていってください(笑)。

 それでは、前回の3月24日(日)の夜の出来事から順を追って書いていきます。

 この日はギタープラネット SさんのところでTokaiFA245とAT102CLの試奏をしに行ったことは前回書いた通りなのですが、数日前から、実はヤフオクに出品されていた下の写真「ES -175 」と「ES-165」の動向が気がかりでした。そして、左側のES-175の方は今日がオークション終了当日でした。

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 この175は「最低落札価格」が設定されている(その金額は入札者にはわからない)関係で、今までも何回か流れています。僕の一番欲しいと思っている1PUものなので、何回か入札しようと考えていましたが、ネックの裏側に結構大きな陥没キズがあったのと、入札者があまりいないことが逆に気になって結局は参加はしませんでした。そして、この日も入札金額が最低落札価格に達せず流れてしまい、またリスタートされました。

 右のES-165の動向も気がかりでした。ES-165はほぼ175の1PUのようなものですから、以前から何度も検討の俎上に上がってきましが、「ゴールドパーツであること」「ロゴにHerb Ellisと書いてあること」この2つの理由からどうも踏ん切りがつかないでいました。

 気になって、いてもたってもいられなかったので、ギタプラSさんにメッセージを送って気を紛らわせたりしました(笑)。Sさんもヤフオクでこの2本はチェックしているようでした。彼は商売柄、ヤフオクやデジマートは常にチェックしていて、接客の時に情報をくれるので、非常に助かっています。僕がヤフオクで落札すれば、ギタプラで買わなくなることになるわけで、情報を流さない方が得策なのでしょうか、彼はそんなセコいことは考えず、お客さんである僕のことを一番考えてくれているので、それがまた、彼に対する信頼にも繋がっているわけです。

 目障りなので、早く落札者が現れて、目の前から早く消えて欲しいと思いました(笑)。
 


マイナー・コンバージョン・コンセプト(24)

【 Fm7 / G Dm7♭5 / G 】

 Fm7 / G や  Dm7♭5 / G というコードは通常はあんまり見かけないコードですが、マルティーノの楽曲には必ずといって良いほど登場するサウンドで、これが彼のプレイのダークな雰囲気を形作っていると言えます。それぞれのサウンドは下のような感じです。





 分数コードだからといっても怖がる必要ありません。まず、分子のコードに着目します。Fm7ですからマイナーにコンバージョンすることなくFドリアンで弾けますね。また、Dm7♭5はFmにコンバージョンできます。わからない人は過去の記事(16)を復習してください。つまり、どっちもFmと考えてFドリアンでなんかいけそうです。

 次に分母に着目します。G音は最低音の指定です。先のFドリアンの中にG音が無ければ、Fドリアンで弾いた時に違和感を感じることになると思われますが、Fドリアンスケールの第2音、Fmの9thの音ですから全く問題ありません。

 下がそれぞれのコード上でFドリアンスケールで弾いたサンプル動画です。





 朝起きていきなり弾いたので、あんまりいい感じの演奏ではありませんのでご了承ください(笑)。

 ギタリストはFm7、Dm7(♭5)のコードをそれぞれ「押さえ方(指の形)」で覚えていて、何の音を鳴らしているか意識していない人が多いと思います。そのせいで、なんか「別の和音」のような気がするのでしょうが、どっちのコードもは構成音がF A♭ C で一緒で、上で説明している内容は至極当たり前のことを言っているだけです。


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僕の音楽史(131)

【1985年】

 次回はこの「いもはうす」でのシークレット・ギグについて、記憶が曖昧ですがなんとか思い出しながら書いてみようと思います。

 こうは言ったものの、正直記憶が曖昧なので、もしかして間違った記述もあるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

 9月か10月頃だったと思います。ライブはセカンド・セットの入れ替え制だったのでしょうか?、僕は確か当日スーツを着ていた記憶があるので、会社帰りのセカンド・セットにきっと観に行ったのだと思います。ライトのピアニストだった同期のTさんと待ち合わせて一緒に行ったような気がします。彼女はそんなにパット・メセニーに興味があったわけではなかったと思いますが、僕がよく聴かせていたし、「ジェイムス」でのライル・メイズのことは気に入っていた様子でしたので、そんなに嫌がらずについてきたのだと思います。

 会社帰りで、多分開演間も無くに会場入りした関係で、立ち見でした。でも、室内にレンガの壁(?)みたいなものがあって、そこに肘をつきながら観ることができたので、そんなに足が疲れた記憶がありません。

 數十分もすると、例の175のネックを持って満面の笑みのメセニーが目の前を通り過ぎて行きました。

 「あれ、俺より背が低い?」

 アメリカ人にしては随分と小柄だなと感じたことを覚えています。一曲目は何だったか記憶にありませんが、多分「Turnaround」だったのではないかと思います。

 演奏した曲で覚えているのは、メセニーの曲では「エクストラディッション」ですね。GRー300の例の音、今では自分でも気軽に出せる音になりましたが、当時は目の前でガンガン出されると本当に感動ものでした。「ファーマーズ・トラスト」もやったかな。「ジェイムス」はやらなかったかな?

 一番記憶に残ってるのは次の2曲です。ミルトン・ナシメントの「ヴェラクルーズ」とスタンダードの「オール・ザ・シングズ・ユー・アー」。特に「オール・ザ・・・」は「一体いつ終わるんだろう?」というほど延々と弾きまくっていましたね。この曲、当時は今ほど人気曲ではなかったように思います。また、この頃まではベンソンのライブ演奏が1番のお気に入りでしたが、その時「ベンソンを明らか超えてるな」と感じた記憶があります。

 はっきりと覚えてることが一つあります。

 演奏が終わり、メセニーがギターのネック上部を握りながら楽屋に引き上げる時に再び僕の目の前を通りました。僕はその時、肘をついていた目の前のレンガの壁の上にビール・グラスを置いていたのですが、彼はギターのヘッドで僕のビール・グラスを引っ掛けてしまい、僕のスーツのズボンがビールでびしょ濡れになりました。彼は「Very Sorry !」とすかさず詫びてきました。英語が不慣れな僕は緊張からか、恥ずかしいことに「Thank You ! 」と応えていました(笑)。そのスーツは記念に洗わずにいたことは言うまでもありません(笑)。

この日以来、一段とメセニーばかり聴くようになったように思います。

 この時のメセニー・グループの来日公演の記憶はほとんどありませんが、確か、例の親友新保君と中野サンプラザで観たような気が...。

 これ以降、何年かかは彼らが来日するたびに必ずコンサートに足を運ぶようになりました。

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ソロ・ギター道場(14)

【 Have You Met Miss Jones (1)】

 今回は「Have You Met Miss Jones」に挑戦しようと思います。まずは今後の講座に使っていく反省材料のこの動画。



 数ヶ月前の演奏ですが、ダメダメのツッコミどころ満載のものです。これを観ると、「少しはこの講座のおかげで上手くなっているのだな」と実感できる気がしますw。多分「ソロギターを練習しなくては!」と思い立つきっかけになった頃のものです。

 セッションであまりやることのない曲で、サビのキー・チェンジが多少難しいと思いますが、頑張ってやっていきましょう!

My Romance

素敵なヒットソング(7)

【西城秀樹 Don’t Stop Me Now Hideki Saijo1979】



 こんな歌をコンサートで歌っているのですね。ご存知のクィーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」です。

 曲の最初のルバートのところは、いわゆる「ヒデキ節」で結構検討していますが(笑)、インテンポになるとちょっと厳しいかなと。やっぱ、英語が堪能でないとダメなのかな、この手の曲は。でも、素晴らしいのは「クィーン」を歌っても「西城秀樹」になっているところではあります。

 あ、誤解しないでください。僕は御三家(御三家ってわかります?郷ひろみ、野口五郎、そして西城秀樹の3人ですよ!)の中では、ヒデキが一番好きでした。

 僕のお気に入りは「YMCA」「ちぎれた愛」ではなく「薔薇の鎖」でした。

 合唱...。

ヒデキ

音源・動画の部屋(16)

【 Alice In Wonderland 】

2019年3月26日 国分寺クラスタ
武田謙治(g)柳隼一(p)




先月デュオ・ライブを1週間のうち2本やりました。その中からピアニスト「柳隼一」君とのライブ演奏「 Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)」です。

彼とは昨年、中野のライブハウスで僕のバンドがライブの時に数曲シットインしてくれてからの付き合いです。その後デュオで不定期に活動を続けていて、昨年10月には二人で新潟にプチツアーに行ったりしました。それ以降、実は一度も顔を合わせることがなかったのですが、今回は約半年ぶりの演奏でした。

ピアノの目の前での動画撮影ですので、音量バランスはピアノ大きめですが、そのくらいが彼の素晴らしさを伝えるにはちょうど良いのではないかと(笑)。アップライト・ピアノでコンディションは決して良いとは言えない中、素晴らしい演奏をしてくれました!

 いやー、素晴らしいですね、柳君は。

 また、不定期で続けたいと思います。

武田&柳

ソロ・ギター道場(13)

【 My Romance (最終回)】



 前回までの内容を踏まえてマイ・ロマンスを弾いてみましたが、後で見てみると全く反省が活かされていませんね。そして、またまた最初の反省材料にした動画演奏の方が絶対良かったりします(笑)。色々考えてしまうので、かえって良くないのかもですね。

 テーマのAメロのリハモ、1回目と2回目を変えてみたのですが、全く考えずその場の思いつきなのであまりうまく弾けてませんし、最後の方はディミニッシュをヤケクソで刻んだり、もうどうすることもできず勢いで弾きまくったりと悪い見本です。いざという時の突破力は参考になるのではないかと(笑)。おまけにギターのチューニングが微妙、特に1弦が随分とフラットしてます。おまけにアイホーンのメール通知が鳴ったりとダメダメで撮り直す方が良いかなと思いましたが、面倒になってしまいました(笑)。

 この講座、自分的に効果があるのか微妙ですが続けます(笑)。

 反省材料の動画も貼っておきます。絶対こっちの方が良いです。比べて見てください(なんのこっちゃ!?)



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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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