僕の音楽史(111)
この年のリサイタル、僕はD年(2年)からレギュラーになったので、初めてのリサイタルでした。ビッグバンドは人数が多いこともあって、レギュラーになった当初からあまり緊張することはありませんでしたが、今回ばっかりは一曲目が「スーン」でいきなりギター・ソロでしたし、例のピアノの寺さんのフューチャー曲でのディストーションでの結構長尺のソロがあったこともあって、随分と幕が上がるまで緊張していた記憶があります。
「スーン」のようなスタンダード、今でしたら「いい加減やめろ!」と言われるまで延々弾き続けることもできますが(笑)、当時は全くジャズ・スタンダードのアドリブはできませんでしたので、ほぼ「書き譜」だったと思います。
結局、記憶に残っている曲は前回書いた通り「スーン」「Sensi3377(寺さんオリジナルのフューチャー曲)」とチックコリアの「サンバ・ソング」の3曲でそれ以外の曲はなんだったか全く記憶にありません。
そう言えばこの時のリサイタル音源、今回のブログをきっかけにしてベーシストのタダシさんがカセット・テープで所有してるとのことが判明しました!他の曲はともかく、寺さんの「Senshi3377」ってやつだけは、一度聴いてみたいですね。
このリサイタルを最後にピアノの寺さんは卒業していきました。僕はこの日以来多分寺さんとは正式には会っていないと思います。僕の結婚式の2次会かなんかでもしかしたら会ったかもですが、そんなくらいの記憶しか実はありません。もっとも、今ではこのブログを読んでくれていて、色々コメント書いてくれるので、全くそんな気はしないのですがね。自分がもう少しジャズギターが上手く弾ける時に寺さんのようなピアニストと一緒に活動していたら、もっと面白いことができたのになぁと思います。残念でなりません。
寺さん、いろいろとアドバイスをいただき、ありがとうございました。
あ、この写真はまさに寺さんのフューチャー曲を演奏している写真と思います。そして、僕が立っているのでまさしく例のマイナー7th一発のソロをとっている時ですね。ポジション的にDm7一発だな、多分。

