【中学2年生(1975~76年)】 ツェッペリンのブートレッグ盤を聴き、少しがっかりしていた僕に、ロック好きの親友新保君が言います。
「お前何聴いたんだ?!ツェッペリンのライブは凄いよ!これ聴けよ!」
差し出された海賊版は・・・・・。下の写真のライブ・オン・ブルーベリーヒルです。
今ではジャケット違いや音質、曲順違いなどで数えられないほど多くの同じ日の演奏のアルバムが発売されています。ツェッペリンの公式アルバムと同じくらいにマニアの間では有名なアルバムで、歴史的価値の非常に高いアルバムです。1970年の演奏で、サード発売前(?)のまさに絶頂期の演奏をとらえた名盤です。曲目を下に書いておきます。
01. Introduction 02. Immigrant Song 03. Heartbreaker 04. Dazed And Confused 05. Bring It On Home 06. That's The Way 07. Bron-Yr-Aur 08. Since I've Been Loving You 09. Organ Solo 10. Thank You
01. What Is And What Should Never Be 02. Moby Dick 03. Whole Lotta Love 04. Communication Breakdown 05. Out On The Tiles 06. Blueberry Hill
どうでしょうか?!ヤバいでしょう!もう卒倒しそうな黄金セットリストです。
とにかく、全体を通してブードレッグにしては、音質も素晴らしく、ベースとドラムスが幾分こもりがちですが、ジミーのギターやロバートのシャウトがもう前へ前へと出てきて、臨場感抜群です。ジミーのギターも絶好調で、ハートブレイカーの例の無伴奏ソロなんてもう目の前で弾いてもらってる感じで最高です。そして、あのサンキュウー、スタジオ・テイクの生ギターでのソロとは違い、レスポールがうなりまくります。このソロ、僕が人生の中で聴いてきたジミーのギター・ソロの中では最高の出来と思っています。今でも全てフレーズを歌えますし、当時完全コピーしました。「ツエッペリンのライブは??」なんていう印象はもうどこかにぶっ飛んでいきました!!
友人の新保君がこのアルバムを僕と同じ新潟で、どうやって入手したかは覚えていませんが、とんでもないアルバムを聴かせてくれたものです。
早速カセットテープに録音させてもらい、ほぼ全曲のギター・ソロをコピーしました。「成毛滋のロック・ギター・メソッド」と同じく、僕にとっての「バイブル」となりました。
この頃から、友人新保君とブードレッグについては同じアルバムをなるべく買わぬように事前にお互い話し合って購入するようになりました。中学生の身分では高価なものでありましたし、違うアルバムを買ってお互いが貸し借りすれば2倍の音源が聴けるからです。ただ、残念ながら新潟のレコード屋ではブードレッグ盤などは売っておらず、二人とも大学で東京で生活するようになるまでは、親が東京に出かけたり、夏休みや冬休みなどで東京に行った時のみに買うことしかできませんでした。
ツェッペリンのブートレッグの話はまたの機会に譲るとして、他のバンドについてのブードレッグ盤の名盤について次回書こうと思います。
お楽しみに!
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