Phrase Database (1)
要は「自分のギタープレイがワンパターンになってしまったことを打破する」目的で大学時代からの色々なギタリストをコピー(トランスクライブ)してきたフレーズを少しづつ復習しながら、そのフレーズを皆さんに紹介していくコーナーを始めていきたいと思います。まー、タイトルはどうでも良いですが、今回は裏口入学などというふざけた名前はやめにして「Phrase Database」にしました。
「これはいいフレーズだ!」「何だかかっこいいぞ!」あるいは「いかにもジャズ!」などなど、まだジャズ駆け出しの頃から上級(?)に至るまでの期間にコピー(トランスクライブ)してきた五線紙12冊(あれからまたもう1冊見つかりました!)フレーズを譜面と動画で紹介していきますので、皆さんがジャズを勉強していく上での参考にしてください。
僕にとっては「復習」ですが皆さんとっては「予習」になる人もたくさんいらっしゃると思いますし、2~30年も前のコピー譜なので、若い学習者の方にとっては逆に新鮮だったり、ジャズの基礎を確認するのに有益かと思います。
それでは早速始めます。記念すべき第1回はジョー・パスのフレーズから!
キーがCでの「さんろくにーごー」の教則本のようなフレーズですね。
特徴は2小節目の3・4拍のE♭→D♭→D→Cの半音進行が「いかにも!」って感じでかっこいいですね。ジョー・パスっぽく弾くには必須の動きですね。
3~4小節の「さんろくにーごー」は何も考えず、何百回も弾いて手癖にしてしまいましょう。4小節目のG7の時にA♭音を出す(♭9thのテンション)がいかにも「ジャズ!」ですが、ここを「A♭」ではなく「A」を弾くのが、「メセニー」です(笑)。Aで弾くと、「ちょっと明るく」「ジャズ感が希薄に」なるので、古いタイプの評論家たちに「メセニーのジャズは・・・!」と言われる理由なのではと思っています。
どんなフレーズかを掴んでもらうために僕の演奏した動画を貼っておきます。本家本元の足元にも及びませんがね・・・。