僕の音楽史(45)

【高校1年生(1977〜78年)】

 「キング・クリムゾン / USAライブ」で驚愕し、「太陽と戦慄パートⅡ」がお気に入りの1曲となったことで、「~パートⅠ」がどうしても聴きたくなったので、アルバム「太陽と戦慄」を購入のため間髪入れずレコードショップに向かうことにしました。

king CrimsonSun


 購入後、早速ターンテーブルにレコードを乗せ、問題の「太陽と戦慄パートⅠ」から早速針を落とします。

 パーカッションとバイオリンのサウンドがかすかに聴こえて、それが段々と盛り上がってきました。「ジョーズ」もしくは「ゴジラ」の登場する前の期待感、そんな感じです。そして、そのサウンドがピークに達した頃、全員ユニゾンのハードなリフが大音量で耳に飛び込んできます。

 「かっこいい!!」

 これだけで、もうノックアウトでした。「この先どう展開するんだろう??」と思ったたその瞬間、全員でのリフはピタッと止まり、ロバートのブレイク・ソロが始まります。

 このブレイク数秒間でのロバートのリフ、これを聴いただけでもこのレコードを買った意味がありました。

 「凄すぎる!一体どうやったらこんなフレーズが浮かんでくるのか?」

 当時はジャズは全く聴いていませんでしたので、僕の頭の中には、ブルース・ペンタトニックを中心としたフレーズ以外は理解の範疇を超えていました。いわゆる「不協和音」は僕の頭の中には鳴っていませんでした。理解できるサウンドの限界値はせいぜいジェフ・ベックの「ワイアード」「ブロウ・バイ・ブロウ」くらいまででした。ロバート・フィリップのギターは、今までのギタリストの誰とも違っていて音楽的に全く理解ができませんでしたし、頭に鳴っていないサウンドなので、聴いてもコピーができませんし、コピーできてもうまく弾けませんでした。僕にはまだ難しすぎるギタリストでした。

 アルバム全体を通して聴いて、統一感のある素晴らしいアルバムと思いました。イエスの「こわれもの」を聴いた時の感じに似ていたように記憶しています。

 実はその後クリムゾンの色々なアルバムを買ってのめりこんだのかといえば、「USAライブ」と「太陽と戦慄」の2枚で僕の中では終わってしまいました。「ロバート・フィリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブラフォード」の3人が揃っていない時期の演奏をどうしても聴く気になれないのです。

  それだけこの3人のサウンドが圧倒的に素晴らしいものでした。


 

僕のレコード棚公開します!(32)

【ボディ・トーク / ジョージ・ベンソン】

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【メンバー】
ジョージ・ベンソン(g) ハロルド・メイバーン(p) ロン・カーター(b)ジャック・ディジョネット(ds)他
【曲目】
ダンス/ホエン・ラブ・ハズ・グロウン/プラム/ボディ・トーク/トップ・オブ・ザ・ワールド

 ジョージ・ベンソンのフレーズを研究するなら絶対このアルバムですね。

 このアルバム、メンバーを見て、「こりゃ、凄い!がっつり四つに組んでインタープレイが繰り広げられる」みたいな事を想像しますでしょうが、全く違います。ベンソン以外は完全にバックにまわり、ガンガンと弾きまくります。曲も正直言うと大したものではなく(笑)、ファンキーな7thコードの一発ものがほとんどで、「これでもか!」ってくらいのフレーズ波状攻撃です。一発ものがほとんどですから、ロック、フュージョン系の方も入りやすいのではないかと。ただ、自分が弾けるようになるかどうかは、また別問題です(笑)。とにかく、相当なテクニックが必要ですので、「かっこいい」と思ったフレーズのうち2割くらいでも自分のものにすれば、それで良しとしましょう。

 一曲だけ弟子ともいうべき「アル・クルー」がゲスト参加してます。いい感じですが、まだまだ可愛らしい演奏で、その後ベンソンとのコラボアルバムのレベルまでは来ていませんね。

 7thコードでのフレーズを増やしたい方、教則レコードどしては最高レベルのものですよ!

Jazz Rock 必見動画!(18)

【John Scofield / How Deep Is The Ocean 】



 ジョンスコは大好きですが、どういうジョンスコが一番好きかというとこの映像のようなスタンダードを演奏するジョンスコが一番大好きです。でも、なかなか演奏してくれません。

 スタンダードを演奏するときのジョンスコはインサイドとアウトサイドのバランスが一番絶妙な比率になりような気がします。意外なくらいインサイドな、そして教則本にでも出ていそうな定石フレーズを弾きます。これで、僕は「にんまり」してしまいます。その後あるフレーズをきっかけに、あれよあれよという間にあっちの世界に連れていってくれ「くー!」、そしてもとに戻ってきて「ほっ」そんな感じの繰り返しです。音色もスタンダードを弾く場合は幾分歪みも抑えていて、これまたいい感じです。グルーブというかノリに関しては、いつもと一緒です。強力で、蛇がのたうち回ってる感じですね。


 本人はあまり興味ないのかもしれないですが、がっつりとスタンダードに取り組んだ3枚組のライブみたいなものを収録して欲しいと思っているのは僕だけでしょうか?? 

Jazz Rock 必見動画!(17)

【 Steve Howe / The Clap 】



 イエスのスティーブ・ハウのソロ・パフォーマンス「The Clap」です。

 イエスソングスの頃、1974~5年位の演奏でしょうか?僕の大好きな曲です。

 彼のソロ作品では多分「ムード・フォア・デイ」という曲の方が有名でしょう。もちろんその曲も大好きですが、僕的にはこちらの曲の方に軍配が上がります。何故かというと、「ムード・フォア・デイ」の方はもちろん素晴らしい曲ですが、テクニック的にはそんなに難しくなく、ちょっとギターをかじった人で、ロック好きの人なら割と弾ける人が多く、弾いてもあまり驚いてくれません(笑)。こんな僕でも譜面なく、耳コピーで弾けてしまったくらいですから。その点、この曲は耳コピーも難しく、テクニックもかなり必要でした。回りでも弾ける人は誰もいなく、結構鼻高々でした(笑)。最近では動画で本人が解説しているものがあり、確認すると随分と違っていましたが・・・。

 ここ数年弾いてないのでもう弾けなくなってしまいましたが、練習してライブでちょっとやってみようとも企んでいます。

12月のスケジュール

12月19日(火)中野ピグノウズ
中野駅徒歩10分 東京都中野区新井1丁目14−16 新井薬師あいロード商店街
http:/http://nakanopignose.com/top
【メンバー】
武田謙治 (g) 座小田諒一(b) 丸谷茜 (ds)
Open 19:30  Start 20:15~ 2ステージ
Charge ¥2,000 + 2オーダー 
ご予約で¥1,800 + 2オーダー 禁煙

 ピアニスト阿部君が急遽出演ができなくなったので、トリオでいきます。せっかくなので、色々実験的なことをやろうと思います。

 今年のライブはこれにて終了。来年まで引きこもり練習&課外授業になります。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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