Jazz Rock 必見動画!(14)

【Lee Ritenour/ Captain Fingers】



 僕ら世代(50代)のかつてフュージョン小僧だった人は説明不要の名曲「キャプテン・フィンガーズ」ですね。

 とは言っても、70年代後半当時の演奏ではなく、確か10年ほど前に当時のメンバーが集まって一回限り行ったスタジオ公開レコーディングですね。オフィシャルでDVDが発売されていたと思います。

 リトナーは色々な時代で、素晴らしいメンバーと演奏して来ていますが、やはりこの時のメンバー、ベースにアンソニー・ジャクソン、ドラムスにハービー・メイソン、キーボードにパトリース・ロシアンが最強でしょう。

 リトナーの速弾きは本当にピッキングが奇麗ですね。音の粒立ちがそろっていて素晴らしいと思います。絶対にまねできません。アンソニーのベースはもうワン&オンリーな存在、この曲の特徴的なあのベースラインは彼が弾くのが一番素晴らしいです。ハービーも最高です!キメとラフに合わせるバランスが絶妙ですし、ただ普通に叩いてもグルーブしますね。パトリースのフェンダーローズでのアウトプレイは大好きです。

 我々50代のギター弾きは、こんな凄いメンバーが集まってジャズ・ギター界を牽引していた時期に学生時代を過ごせて、本当に幸せでしたね。

 今振り返ってみても、ほんと素晴らしい時代でした!!!

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僕のレコード棚公開します!(27)

【ソーラー/ジョン・アバークロンビー&ジョン・スコフィールド】

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【メンバー】
ジョン・アバークロンビー、ジョン・スコフィールド(g)、ジョージ・ムラーツ(b) ピーター・ドナルド(ds)

【曲目】
ソーラー/イーブン・スティーブン/フォー・オン・シックス/シング・ソング/アイ・シュッド・ケア 他


 こんなアルバムを持っていたことも忘れていました。いつ頃かったのかも覚えておりませんが、メセニーやジョンスコはすでに色々なアルバムで聴いていましたが、アバクロはまだあまり聴いていないこともあって「ジョンスコとセットで聴けるならお買い得!」くらいの感じだったのではと思います。

 僕が大学生のころ、アバクロとジョンスコ、そしてメセニーというのは「三大フュージョンギタリスト」と言って、雑誌等でよく比較されていたものです。当時の僕の評価はメセニー>=ジョンスコ>アバクロでした。今では「好き嫌い」でいうと先の式のまま、「評価」という意味ではメセニー=ジョンスコ=アバクロです。
 
 正直一曲を除いて、どんな演奏であったのかが全く記憶がありませんが、唯一2曲目の「イーブン・スティーブン」だけはすごく気に入って、昔バンドでもやって、あまりいい感じに弾けなかったので、リハの段階でボツにした覚えがあります。再挑戦してみようかな?と思ったりしました。

 今聴いてみましたが、「名盤!」って程ではないですが、2人のギタープレイは言わずもがな素晴らしいものですし味があってとても良いアルバムですね。

 そういえばアバクロさん、最近亡くなってしまったのですよね。残念でなりません・・・・・。


僕の音楽史(37)

【高校1年生(1977〜78年)】

 何回かこのブログに登場しているジャズ好きのドラマーのおじさんがある時カセット・テープを持ってきました。

 「これ聴いてみろ、かっこいいから!」

 カセットには「クリエイション・スタジオ・ライブ」とだけおじさんの手書きで書いてありました。おじさんに聞くと「昨年(76年)12月頃のスタジオライブで、たまたま雑誌で番組を見つけたので録音した」とのことです。

 クリエイションについては以前も何回か書いてきましたが、僕の尊敬するギタリスト「竹田和夫」さんをリーダーとする日本の誇る素晴らしいバンドです。ただ、セカンドアルバムで「フェリックス・パパラルディ」とのコラボがあまり気に入らなかったので、僕の中でテンションは下がりかけていました。

 早速聴いてみます。そして、すぐに脳天をハンマーで殴られたような衝撃を受けました。

 「すげー!」

 カセットにはファースト、セカンド、そしてなんとレコーディング中の未発表サードアルバムの曲が収録されていました。クリエイションのライブはカセット・デンスケでの生録で物凄いサウンドは何度も耳にしていましたが、このテープはスタジオ・ライブということもあって、録音が無茶苦茶良く、演奏のクオリティも最高です。中でも、和夫さんのギター、僕がスタジオ盤や今まで聴いてきた彼の生録の演奏全ての中でもこの日の演奏はベストと言える素晴らしいものでした。ソロの影でうっすら聴こえてくる感極まっての彼の唸り声もライブ感があって抜群です。

 演奏も凄かったのですが、なっといっても、竹田さんのレスポールから奏でられた音の素晴らしさに言葉を失ってしまいました。甘く透明感のあるサウンドというのでしょうか。こんな美しいサウンドでプレイするロックギタリストは今まで聴いたことがありませんでした。レスポールのサウンド、僕は今でもBBAライブでのジェフ・ベックの音、そして、この日の竹田和夫さん音がレスポールで演奏されたサウンドの最高峰だと思っています。そして、この日演奏した「トーキョー・サリー」での中間部のソロ及びエンディングでのソロは今聴いても泣けてきます。今、皆さんにその演奏をお聴かせすることができないのが非常に残念ですが、必ずこのブログを通してご紹介したいと思います。

 サード・アルバムのリリースが待ち遠しくなりました。

 やはり、「竹田和夫」さんは本物でした....。

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Pat Martino奏法研究(52)

【第6章】スタンダード曲への活用(4)

 今回は7小節目のE♭△7の部分です。

 E♭△7はまず普通マイナー・コンバージョンで考えるより、「E♭をキーのドレミファ・・・を弾く」と考えることが簡単で良いように思いますね。或いは、「E♭△7のD音(メジャーセブンス音)から始めるアルペジオを弾く」とか。パットもこのアルペジオ、まんま弾いたりします。しっかりと抑揚をつけて弾けば、基礎練習でやるアルペジオもいわゆる「フレーズ」に生まれ変わりますよ。逆に言うと、普段の基礎練習がいかに大切かということにもなります。

 では、マイナー・コンバージョンをあえて当てはめますね。E♭△7⇒Cm7と考えてCドリアン・スケールを弾いてみます。

 少し違和感のある音がありませんか?そうです。A音です。この音はE♭のドレミ・・・の中にはない音です。E♭キーでは#4(もしくは♭5)の強力なテンションです。

一応動画つけておきます。最初はE♭キーのドレミファ・・・のイメージ、次にE♭△7のD音からのアルペジオを使ったフレーズ、最後にCドリアンのA音を意識したフレーズを弾いてます。あまり参考になるフレーズではないかもですが、イメージは伝わりますでしょうか??



 マルティーノがこの音を好んで入れるのは「E♭△7のテンションとして」ではなく「E♭△7⇒Cm7とコンバージョンしてCドリアンを弾いた」結果としてA音を使うと考えているようです。

 彼のビデオや教則本を見る限り、彼は普通考える「テンション」という考え方でE♭キーのA音(#4)を弾くのではなく、あくまでマイナー・コンバージョンしてCドリアンを弾き、結果としてドリアンの特徴的な音である6度のA音を弾いているようです。

 まー、どう考えてA音を弾こうが音を出すまでの過程はどうでもよいと思いますが・・・・。

 次回は8小節目のA♭7の解説をしようと思います。

STELLA BY STARLIGHT-408


 


僕の教則本・教則ビデオを公開します!(14)

【コンテンポラリー・ジャズギター(潮先郁男・栗沢博幸)&イントロ・エンディングの技法(加藤泉・潮先郁男)】

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我々世代(50代前後)では紹介の必要のないほど有名な教則本ですが、最近の方は知らないのでは?と思い、敢えてご紹介させていただきます。コンテンポラリー・ジャズギター&その続編(イントロ・エンディング技法)の2冊です。

 コンテンポラリー・ギターと言っても、「アウト・フレーズ」を想像してはいけません!「発売当時で、コンテンポラリー」ってことですから(笑)。馬鹿にしてるわけではありませんので、誤解のないように!「オーソドックスなジャズ・ギター最高のバイブル」です。ジャズ理論をギターに置き換え、丁寧に解説しています。イメージでいうと、昔、渡辺貞夫さんが書いた「ジャズ・スタディ」をギターで説明してくれてる感じです。初心者の方がいきなりこれを使って理論を学ぼうと考えるには、多少難しすぎますが、中級以上である程度ジャズ・ギターがわかってきた時点で読み返す感じで使うとよいと思います。ジョー・パスやウェスの楽曲のコピー譜や分析もうれしいです。

 シリーズ2はイントロ&エンディングに特化して、色々なスタンダードごとにに、イントロのサンプルやアイディア、そして代表的なエンディングのコードパターンを紹介してくれていて、これまた素晴らしい本です。ジャム・セッションや歌伴を積極的にやっていこうとされてる方は絶対に買ってください。まんま使えるイントロ&エンディングもたくさんありますし、自分なりに崩して使うための絶好のアイディア本です。歌伴やったら右に出るものはいない!と僕が思っているギタリスト加藤i泉さんが書いています。ちなみに、タブ譜付きです(笑)。

 最近この本、あまり見かけなくなりました。

 絶対買いです!今、難しいと思っても、いずれ役に立つときが来ます。僕もいまだお世話になることもあります!
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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