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ギター購入騒動記(67)

2018年11月3日 ギタープラネットへ(2)

 馴染みのSさんは接客中だったので、その間に他のショップを一回りするようにしました。下倉楽器だったと思いますが、この店にもL4がありました。値段を確認すると先ほどギタープラネットにあったL4と全く同じ値段でした。

 「これなら買うときに困らないな。純粋に音だけでどっちの楽器にするか決めればいいな」なんて一瞬思いましたが、買えるお金などあるわけなんてありません(笑)。

 30分ほど御茶ノ水駅近隣の楽器店を一回りして、先ほどのギタープラネットに戻ります。

 馴染みのSさんの接客は終わっていましたので、挨拶を交わし、早速本題に入ります。

 「前回Sさんがいらっしゃらなかったときに店長が接客してくれて、その時弾かせてもらったオービル・バイ・ギブソンの175がどうも気になってもう一度弾かせてもらいに来ました。でも....その前にそこのL4をまず弾かせてください!!」

 ということで、人生初のL4を試奏しました。

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 「おや?この前買った775よりちょっとだけ軽いかな?」

 持った感じはそう思いました。まずは生音で弾いてみます。


 「ん?これ775より俺の持っている175に近いな!」

 前回775を初めて試奏したときには「175と全く違う!」と思い、どっちが良い音!とかではなく、いたく感動して即買いしましたが、そこまでのインパクトがありませんでした。次はアンプに通して弾いてみます。

 「あー、これこれ。ギブソンの音!」

 とても良い音でしたが、でも、やっぱり775の時の感動が生まれて来ません。

 確か90年代の楽器だったと思います。大きな傷など全くない比較的綺麗な楽器でしたが、なんか弾いてる感触もあまり良くありません。

 この音や感触が残っている間に、問題のオービル・バイ・ギブソンの175を弾かせてもらうことにします。Sさんから楽器を受け取った瞬間に思いました。

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 「ネックを握った感覚がまるで違う。しっくり来る!」

 生音、そしてアンプに通して弾いていきます。

 正直に言います。音はギブソン系の音でしたが、生音も、アンプを通した音も、弾き心地も。手の感触も、何もかもこっちの方が上と思いました。

 「これでL4の半分以下の値段!」

 この時点で僕の中でL4は消えました。

 ただ、誤解がないように言っておきます。このL4がイマイチの楽器ということではないのだと思います。同じギブソンで175を所有しており、最近775を買ってしまっていたので、このL4の音はある程度想定内の音であり、自分の心が反応しなかっただけなのだと思います。175、775を持っていなかったら多分全然違った反応だったと思います。

 そして、もう一つ問題の「パット・マルティーノ・シグネイチャー・モデル」はどうしたかと言うと、試奏すらしませんでした。なぜかというと、自称「マルティーノ研究家」の僕が彼のシグネイチャー・モデルを持ってライブをやるというのは、あまりに「いかにも!」「カッコ悪い!」と考えたのです(笑)。この気持ち、わかりますよね?「ちあきなおみ本人の目の前でモノマネをするコロッケ」のような気持ちです(笑)。

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 一旦はオービルの楽器を置き、Sさんにこう言います。

 「少し考えさせてもらえますか?後で連絡しますね。長い間取り置きするのは申し訳ないので予約はしないでおきます。」

 
 一旦楽器を置いたのですが、いろいろSさんと話した後、帰る前にこの楽器の感触を忘れないためにもう一度長く弾かせてもらいました。


 弾いているうちにこの楽器、絶対に手放したくないと思う気持ちが強くなりました。もともとがオービル・バイ・ギブソンの175なんか新品でも中古市場でも二度とお目にかかれないと思います。

 そこでSさんの殺し文句が耳に飛び込んで来ます(笑)。

 「この値段ではないですよ。武田さん特別価格でXXXXX円ですから.....。」



 こうして、僕はダークサイドに落ちてしまいました(笑)。


 「買います。これ、ホールドしておいてください!」
 


 

 

2018年10月新潟ライブ紀行(9)

 21日(日)のライブ当日は快晴でした。気持ちの良い朝だったので、またしても、ジャズフラッシュまでは歩いて行くことにしました。マスターと約束の通り午前中にお店で待ち合わせて、古町や本町を散歩がてらに案内してもらいました。

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 昭和初期を彷彿させるようなディープな本町通の市場は昔のまま残っていました。またアーケード内の商店街でも何か催し物をやっているようで、出店が出ています。まだ午前中であることもあって、人通りはあまり多くなかったのですが、何十年ぶりかに「新潟の方言」が心地よく耳に入ってきます(笑)。90%は普段話している言葉と同じですが、微妙に語尾やアクセントが違います。ここでは詳しく話しませんが、昔あった漫画「めぞん一刻(高橋留美子作)」のおばあちゃんが話すセリフ、あれが新潟べん(方言)です。もっとも、今の若い人はあそこまでの話し方はしないですけどね。

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マスターが予定していた食事処のいくつかは日曜日という事もあって残念ながら休みだったようですが、それでも一緒に食べたお蕎麦と天ぷらは強力に美味しかったです。

 そう言えば、後で思い出しましたが、三日月の「イタリアン」と「あずきアイス」を食べるのを忘れてしまいました。「これぞ、新潟B級グルメ!」という素晴らしい食べ物です。新潟と言えば「刺身」「お酒」「お米」がとかく脚光を浴びますが、お金を出せば東京で同レベルの食材を食べることができます。でも、イタリアンやあずきアイスだけは無理ですね(笑)。その時は全く思い出しませんでしたが、食べておけばよかったと思いました。



柳君は?というと奥さんに頼まれたお土産を買いに別行動でした(笑)。彼とはお店でリハをやる昼1時過ぎに待ち合わせていました。


柳君とのリハはとてもいい感じでした。ピアノも素晴らしいサウンドでしたし、ギターもいい音で鳴ってくれました。音のバランスもいい感じで申し分なしでした。 疲れが少し残ってる気がしたので、割と早めにリハを切りあげました。

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 本番まであと1時間はなんと懐かしのギターショップ「あぽろん」で時間を潰しました!僕が中学、高校の時に散々お世話になった店です。変わらず営業している事がとても驚きであり、嬉しく思いました。昔の懐かしい話を今の店員さんと談笑し、50万のテレキャスモデルの楽器を試奏したりと本番前にとてもリラックスできました。

 あ、下はその時の動画を撮っていたので...。さすが50万のギターだけあっていい音してますね!

 「星影のステラ」を適当に弾いてますね!

  


  さて、そろそろ本番です。

2018年10月新潟ライブ紀行(8)

 あらかじめお断りしておきますが、今回は音楽の話はありません。 

 ホテルにチェックイン後、明日のライブ場所であるジャズフラッシュに向かうことにします。新潟駅前のホテルで、ジャズフラッシは東堀でしたので、バスに乗るくらいの距離と思うのですが、あえて新潟の街を堪能するために歩いて行くことにしました。柳君もそれに同意してくれました。彼も僕と同様、車を運転しないようですので歩くことは苦にならないようです。

 万代橋を歩いて渡りました。高校卒業まで新潟で生活していましたが、歩いて渡るのは初めてでした。何か胸に込み上げてくるものがありました。東京で生活するようになって既に40年近く経つのですが、今だに「僕の背番号は新潟」であることを実感しました。そして、今まで新潟のことをないがしろにしてきた自分に気付かされました。これからは「なるべく機会を作って新潟で演奏しよう!」と思うようになりました。

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 ちょっとだけ道に迷いましたが、無事ジャズフラッシュに到着しました。

 クラスメイトのママさん、あっこさんと再会をはたしました。高校3年になって違うクラスになってからの数十年ぶりの再会でしたが、Facebookのおかげもあってか、全くそんな気はしませんでした。クラスメイトってことは、当たり前のことですが、自分と同じ歳な訳なのですが、随分と綺麗になっていましたし、とても自分とは同じ歳とは思えず、ショックを受けてしまいました(笑)。

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 マスターとは初対面でしたが、同じ新潟県人でもあり、全く違和感なく同じ空間を共有できました。柳君リクエストのキース・ジャレットのソロ・ピアノ「フェイシング・ユー」から僕の大好きなロックバンド「ユーライア・ヒープ」まで色々なアナログ音源を素晴らしいオーディオ装置で聴かせていただきました。白状すると、このジャズフラッシュでの数時間はお世辞抜きに今まで経験したことのない幸福なひと時で、一生涯忘れられないものとなりました。

 柳君は朝が早く疲れたようでしたので先にホテルに戻りましたが、僕はマスターと二人でもう少しだけ色々な話をし、レコードを聴き、明日午前中に一緒に食事をする約束して、ホテルに戻ることにしました。

 帰りも感慨にふけりながら歩いてホテルに帰りました。

 「よし、絶対にいい演奏をするぞ!」

 心に誓いながら床につきました。

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【追記】
・新潟交通のバスの色、あの暗いグレー色、今も昔も変わっていませんでしたが、僕はあの色が昔から大嫌いです!新潟は日本海側気候で11月から3月くらいまではどんよりとした曇り空が多く、それだけだも気が滅入ってしまいますが、あのバスの色はまさしくその雰囲気を醸し出してしまいます。何とかならないのでしょうか!屋根の色だけ赤くしたって、違和感あります!!!

・万代橋の欄干、随分と低すぎません??油断すると信濃川に落っこちてしまいそうです。それでもそんな事件を耳にしないのは、新潟の人が羽目を外したりしないからだと思います。これが大阪なら毎日川に飛び込む人が耐えないと思います(笑)!

 

ギター購入騒動記(66)

2018年11月3日 ギタープラネットへ(1)

 頭の中は「ES-175もしくはそれに類する楽器」でもう頭がいっぱいです。相変わらずデジマートやヤフオク等で検索し、これというものがないかを探す毎日が続きます。

 久しぶりに時間ができたので御茶ノ水に行こうと思いました。

 「(ネットによると)ギタープラネットにあったOrville By GibsonのES-175は確かまだ売れてなかったよな。もう一回弾いてみる価値はありそうだな。」

 Orville By Gibsonについては既に色々調べました。富士弦か寺田楽器制作の日本製でGibsonのピックアップが搭載されている、特にフルアコは希少価値であることなどなど。これが現在の一番欲しい楽器の一つでもあります。

 真っ先にギタープラネットに行くと、いつもお世話になっている店員Sさんは接客中でした。まず店内を軽く見渡します。いつもネットで見ているので、大体の楽器は把握しています。

 「あー、良かった!例のOrville By GibsonのES-175はやはりまだあるな。今日もじっくり弾かせてもらおう。本当にいい楽器だったよなー。」

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 そんなことを考えながらぐるっと目を移動させてみると


 「えっ?!」

 そこにあったのは「Gibson L4 CES」でした。

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 ES-175とES-775と来て、「次はL4かな?(笑)」と無責任にけしかけるやつらもいましたが、そのL4が目の前に展示されていました。

 興奮しながら目をさらに移すと

 「マジかよ!!」

 そこにあったのは「Gibson Pat Martino Signature Model」でした。

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 「この俺にPat のシグネイチャー・モデルかよ!!」

 これでは「目の前に人参ぶら下げられた馬」状態です(笑)。



 もう身体が熱くなって来てしまいました。

 
 「よりによって、こんな2本が入荷しているとは!」


 Sさんが接客中でもあること、そして何よりも頭を冷やさなくてはいけないと思いましたので、一旦お店を後にし、他のショップを一回りしてくることに決めました。


 つづく!


 

 

僕のレコード棚公開します!(56)

【夜も昼も/チック・コリア・トリオ ライブ・イン・ヨーロッパ】

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【メンバー】
チック・コリア(p)ミロスラフ・ヴィトウス(b)ロイ・ヘインズ(ds)
【曲目】
ザ・ループ/アイ・ヒア・ア・ラプソディ/サマー・ナイト〜夜も昼も/前奏曲第二番他

 ちょうどキースのスタンダーズが盛り上がっている時だったと思います。「チックも似たような感じでやっているアルバムがあるのだな」ってことで聴いてみたかったので買いました。この時は既に同メンバーの名盤「マトリックス」も聴いてはいましたが、そんな意識はありませんでした。

 僕はピアニストではないので、奏法的なこともよくわかりませんが、当時聴いた時は、キースはエモーショナルな感じ、チックは計算された感じに聴こえましたし、キースやゲイリーのフレーズの方がメロディアスでわかりやすく自分に訴えかけて来たので、スタンダーズの方が好きでした。

 今聴くとどんな印象を持つのか、もう一度聴き直してみようと思います。なんたって、アイ・ヒア・ア・ラプソディとナイト・アンド・デイしか記憶にないくらいですので.....。
プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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