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マイナー・コンバージョン・コンセプト(2)

【マイナー・コンバージョン・コンセプトとはどんなコンセプトか?(1)】

 この講座の読者の中には「マイナー・コンバージョン・コンセプト」について「全て理解していて、すでに演奏に取り入れている方」や「予備知識を多少は持っている方」、また「なんのことやらさっぱり.....」とレベルはまちまちだと思います。すでに理解されている方にはこれから何回かは少しじれったい話になりますが、初めて聞くという方を前提に説明していく事とします。

「マイナー・コンバージョン・コンセプト」

 「マイナー」、これは和音(コード)でいうところの「メジャー」「マイナー」の「マイナー」の意味です。

 「コンバージョン」、和訳すると「転換、変換」です。

 「コンセプト」はご存知の様に「概念、考え方」ですね。

 統合するとすると「マイナーに転換する概念」、言葉を補ってわかりやすく言うと


「(メジャーもマイナーもその他のコードも)マイナーに(頭の中で)転換する(置き換えて考えて演奏する)概念」

 
 と言うことになります。

 大半の方は上の様な話を聞くと誤解してこう言います。

 「CメジャーをCマイナーで弾いたって合うわけないですよね?」

 意外とこの様に考えている人が実は多くて「突拍子も無い理論だな!なんか難しそう。俺には無理!」で終わっている人がたくさんいるのです。


 違うんです!マイナー・コンバージョンでは、先に答えを言ってしまいますが

 「C△はAm」と考えるのです。
  ※Key=Cの場合です。

 あるいは「G7はDm」「Bm7♭5はDm」「EmはEm」・・・・・・


  ここでは、まだ「何でそんなコードに置き換えることができる?」は説明しませんが、要するに

 「色々なコードが出てきても頭の中ではマイナー・コードに置き換えて(コンバージョンして)考えて弾く。」

 これが「マイナー・コンバージョン・コンセプト」の大まかな考え方です。


 次回は、

「上の様なコンバージョンがなぜ可能か?」

「そもそも何でコンバージョンするのか(どんなメリットがあるのか)?」

「なんで(メジャーではなく)マイナーにコンバージョンするのか?」

 について説明しようと思います。



 随時質問を受け付けております!

 お気軽にどうぞ!

【ギターレッスンします】
自宅およびSkypeでのレッスンを行なっています。
興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

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マイナー・コンバージョン・コンセプト(1)

【はじめに】

 「マイナー・コンバージョン・コンセプト」は現在も元気に活動を行なっているジャズ・ギタリストの巨匠「パット・マルティーノ」が90年代に発売した教則ビデオ「クリエイティブ・フォース」で一躍脚光を浴びた考え方ではありますが、彼が発見した突拍子も無いコンセプトでもなんでもなんでもなく、ウェス・モンゴメリーやジョージ・ベンソンほかジャズ・ギタリストたちのフレーズを研究していくと、パット以前に既にこの方法論でプレイしている様に感じられるものもあります。ただ、演奏者自らがこの考え方について語ったのはパットが初めてと思いますし、彼はある程度「理論」と言っても良いくらいまで体系立てて解説していました。

 僕はパットのギターを大学時代に聴いてからずっと彼のファンでもあり、色々なアルバムに収録された楽曲をコピーしていく過程で「もしかしたら?」と思いながら彼のフレーズを研究・分析していました。そして、その後彼の教則ビデオ「クリエイティブ・フォース」を見て、「やっぱりそうだったか!」と驚愕しました。そして、このビデオを使って自分の考えを体系化することができましたし、一歩進んだコンセプトも学びました。

 皆さんに力説したいことがあります。このコンセプトは難しいものでもなんでもありません。むしろ、譜面もろくすっぽ読めず、理論書も最初の数十ページで投げ出してしまった僕がパットのフレーズ・コピーをしながら自ら見つけたくらいの内容ですし、レベル感が多少違うのかもしれませんが、ウェスやパットのような音楽教育を受けておらず、一般的に譜面に弱いと言われている巨匠たちが取り入れている考え方であることから、むしろ理論的なことでつまづいているジャズ学習者、特にギタリストにもっとも有益な概念だと思うのです。

 このコンセプトは学ぶことによって自らのプレイが飛躍的に伸びるものではありません。どちらかというと「ショートカット」と呼んだ方が良いのかもしれません。しかも思考回路が「単純明快」になる分、はまりやすい「落とし穴」とも言えます。そして、今すでにジャズ理論を理解し、プレイができる人にとっては学ぶ必要もないものとも言えます。

説明はなるべく色々な楽器の人でも対応できるようにしたいと考えていますが、部分的にはギタリストやベーシスト限定になってしまいます。何故かというと、僕が理論や譜面に詳しくなく、ギターの指板で視覚的に理解して部分が多いからです。また、大半はパットの書籍やビデオで彼自身が語っているコンセプトの内容になりますが、所々は僕の考え方も加えたものになるとは思います。また、「マイナー・コンバージョン」を理解の手助けとなる様な他の考え方も解説に取り入れていきたいと思います。

 できるだけ間を空けずに解説して行こうとは思いますが、資料の準備等で時間がかかってしまう部分もありますので、あらかじめご了承ください。

 どのくらいの期間の連載になるかはわかりませんが、ご興味のある方はお付き合いください。

 次回から早速解説に移ろうと思います。

 よろしくお願いいたします!

※質問はメールやメッセンジャー等随時受け付けておりますので、お気軽にどうぞ。


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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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