FC2ブログ

僕の音楽史(115)

【大学3年生(1982年〜83年)】

 今回はライトの活動とは別の話。このころ聴いていたレコードについて整理してみようと思います。

 「ジャズが好き」というより「ジャズギターが好き」という感じでしたので、相変わらずギターばかりでしたね、聴いていたのは。

 ジョー・パスのレコードは結構買いまくってましたね。最初にジャズギターの凄さを教えてくれたようなギタリストでした。「バーチュオーゾ」「チョップス」で好きになり、この頃にはバーチュオーゾのシリーズはひととおり聴いていました。この頃はハーブ・エリスとのデュオもの、中でも「トゥー・フォー・ロード」やブラジル系のミュージシャンと共演した「コルコバード」なんかが好きでよく聴いていました。

IMG_1502.jpg IMG_1503.jpg


 リッチー・コールのバンドで好きになったブルース・フォアマンのファースト・アルバム、これは僕にとっては「ビバップ」を学ぶ格好の題材で、コピーしまくって譜面に起こしていました。彼がいなかったら僕は今だにビバップを弾けなかったかもしれません(今でも弾けているとは言えませんが....)。

IMG_1501.jpg

 ジョージ・ベンソンは大好きで研究はしていましたが、あのような速いパッセージはなかなか弾けなかったので、そんな時はグラント・グリーンをコピーしていました。彼のレコードを33回転から45回転にして聴くと、ベンソンの様でしたので(笑)。「オレオ」の中に収められていた「リトル・ガール・ブルー」が好きでしたね。

IMG_1500.jpg

 ラリー・コリエルは当時オベーションでソロやデュオ作品がたくさん発売されていて、いろいろ聴いていましたが、そんな中で「フィリップ・キャセリーン」とのデュオはよく聴いていました。「ツインハウス」が大好きでしたし、フィリップのギターも大好きになりました。

IMG_1499.jpg

 パット・マルティーノのこのアルバムに出会ったのもこの頃だったと思います。「イグジット」で彼に出会い狂喜しましたが、その後あまりのめり込んでいませんでした。当時彼のアルバムは廃盤等の関係かなかなか手に入らずにこの時点ではほとんどのアルバムを聴けていない状態でした。このアルバムでの彼の正確無比のピッキングは開いた口が塞がらないほどでしたし、彼の絶頂期を捉えた素晴らしい作品と思います。でも、まだこのアルバムがギター人生に大きな位置付けになるとは思っていませんでしたね。

IMG_1498.jpg

 ウェスは「インクレディブル・ジャズ・ギター」や「ハーフノートの.....」はきっかけにこのころは「ソリテュード」あたりの一連のライブ版を好んで聴いていた様に思います。

IMG_1497.jpg


 それ以外にも色々なギタリストを聴いてはいましたが、共通しているのはやはり「8分音符や16分音符を中心に正確なピッキング」が割と共通項ですね。ラリー・コリエル以外は(笑)。



 

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR