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ジャズギター裏口入学(35)

【効果的・効率的な練習とは(1)】

 僕が大学生の時は授業など全く出席していなかったので、それこそ有り余るほどの練習時間がありました。したがって「効率的な練習」とか「練習時間の確保」など気にしたことなどありませんでした。しかし、社会人となり、バンド活動をはじめるようになってからは、練習時間の確保はなかなか難しかったこともあって、短い時間で効果的な練習はないかといつも考えていました。練習方法は人それぞれだと思いますし、正解などありませんからこれから書くことは、参考にとどめておいてください。

 まず、大雑把に練習を二つに分けると、「基礎練習とそれ以外」に分けることができます。みなさん、基礎練習はどんなものをやりますか?そして、いつ、どのくらいの頻度でやりますか?

 今回から何回かに分けて基礎練習について書いてみようと思いました。

 僕は中学〜高校の頃、クラシック・ギターを習っていたことがあって、そこでの練習メニューをずっと続けて来ました。

 「半音階(クロマチック)」と「ドレミファ・・・・ファミレド」








 上のような感じ。初級レベルの頃は、これでいいのではないかと思います。動画ではメトロノームを鳴らしていませんが、クリック音に合わせて「ゆっくりと正確に弾く」ことを心がけてやるのが良いと思います。そして、必ず毎日、練習の最初に「指慣らし」の意味あいでやっていました。速さの目標を決め、正確に弾けるようになったら少しだけ速め、きつくなったら元に戻すことを繰り返すのも良いと思います。

 大学でジャズを勉強するようになってから、この基礎練習に少し疑問に思うようになりました。「このままの基礎練習で良いのだろうか」ということを考えるようになりました。

 ギターを弾くようになって、すでに5年ほど経っていたので、何日か弾かないでいても、ギターを持つとすぐにパラパラと弾けるようになっていましたし(今は歳のせいかそんなことはありませんが.....。)、だいたい今のメニューでは全く楽しくありませんし、実際のプレーに役に立っているかが疑問です。

 そこで、もう少し実践的で楽しい基礎練習を考えるようにしました。



 つづく!
 

IMG_1383.jpg


 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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