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Pat Martino奏法研究(65)

【第7章】 グルーブの秘密(4)

 今回はPatの「グルーブ」や「ノリ」の重要な要素となっている「繰り返し」と「規則性」について解説します。

 まずは下の譜面と動画をご覧ください。

nori_000028.jpg



 このフレーズ、ロックギタリストもよく使う3連フレーズですね。彼はこのフレーズ(いくつかバリエーションがあるのですが)を「一体いつまでやるんじゃい!」てくらいまで延々とやり続けます。これを1拍の3連符でやるとリッチー・ブラックモアです(笑)。でも、パットの場合はちょっと違っていて、「8分音符の3つ取り」とでもいうのでしょうか、3つの音の頭のF#音が微妙にずれていきます。8分音符を3つで取ってるわけですから、4拍子の中でやると3と8(1小節は4拍で8分音符が8個)の公倍数、「24」、つまり8分音符24個分の3小節で1回転して元に戻ってくる感じです。

 「グルーブ」「ノリ」という意味で注目してほしいことを2つ書きますね。

 一つ目は譜面の手書きアクセント記号の部分、3連の3番目の音であるB♭音、これを少しだけ強調して弾きます。そして、2番目のG音は少し弱め。ただ動画は音を確認する意味でも多少単調に弾いています。
 ただ、パット本人も無機質な感じでやりたいときはあえてこの強弱をつけずに弾くこともありますし、逆に盛り上がって「どうだ!まいったか!」って時はあえて強調してアクセント付けたりとまちまちです。

 2つ目、今回はこれが一番のポイントなのですが、F#→Gの半音の部分で譜面のスラー記号の部分だけは、ピッキングせずにハンマリングで音を出します。そして、最大ポイントですよ!このF#→Gをピッキングとスラーで弾くことを、必ず交互にやります。そう、必ず交互ですよ!!彼の3連のこの手のフレーズは全てこういう風に弾きます。下の動画でピッキングを確認してください。わかりやすいように動きを大きくしてます。





 この「繰り返し」と「規則性」、そして「規則性の繰り返し」、これが彼の「グルーブ」「ノリ」の重要な要素のひとつです。


 次回は彼のフレーズから「規則性の繰り返し」のもう一つの際立った例をご紹介します。

 お楽しみに!

 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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