Pat Martino 奏法研究(18)

 【2-5】マイナー・コンバージョンで「枯葉」を弾く(1)

 代表的なマイナー・コンバージョンの考え方を4回にわたってご紹介してきました。まだまだ、色々なコンバージョンの考え方がありますし、僕がまだ発見できていない考え方もあると思います。ただ、今までの4つだけでも、普通のジャズスタンダード曲には十分対応できますし、皆さんのフレーズがジャズっぽく生まれ変わると思います。

 おさらいします
【2-1】 D7 ⇒ Am7 
   ドミナントの位置づけではない7thコードは5度上のマイナー7thに置き換える。
   ※Ⅱ-ⅤがAm7-D7と考えれば置き換えやすいですよね。
【2-2】 C ⇒ Am7 
   トニックのメジャーは単三度下のマイナー7thに置き換える。
   ※ただし、Am7の6度音F♯はCの♭5thにあたり、注意が必要。
【2-3】 G7→C ⇒ A♭m7→C 
   ドミナント7thは半音上のマイナー7thに置き換える。
   ※半音上のドリアンスケールはオルタ―ドとほぼ同じ
【2-4】 Dm7(♭5) ⇒ Fm7 m7(♭5)は単三度上のマイナー7thに置き換える。

それでは、この考え方をジャズの代表的なスタンダード「枯葉」にあてはめてみましょう。
枯葉
上がもとの一般的なコード進行です。そして、下がマイナー・コンバージョンの考えをあてはめた場合です。
黒字はオリジナルのまま、赤字がオリジナルから変換されたものです。
僕はこう考えて弾いていますし、マルティーノさんも絶対こう考えているに違いありません。

なんのこっちゃでしょう?

なぜこうなるかは、次回から解説していきますので、皆さんは各自考えておいてください。

【補足】
またまた、しつこいようですが、「コンバージョンの譜面のとおりにコードを弾いて伴奏できる」のではないですからね。あくまでドリアンスケールと結びつけるための置き換えであることを忘れずに!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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