ジャズギター裏口入学(15)

【アルペジオ(3)】

 ジャズを勉強して間もない頃、キーチェンジやコード進行の変化に対応できなかったので、いわゆる「一発もの」のコピーばかりしていました。頭で理解できるまで停滞しているわけにはいかないので、とりあえずフレーズのストックを増やそうと思ったからです。そして、一発ものならロックあがりの自分でもなんとかコピーすることができました。ロックでは「一発もの」と言えば、大抵は「E7」「A7」「D7」がほとんどでしたが、ジャズは「Dm7」が圧倒的に多かった気がします。マイルスの「ソー・ホワット」の影響と思いますが、もちろんそんなことは当時わかりませんでした。「Dm7一発」のフレーズをコピーしていて、どんなプレイヤーでも下のようなフレーズを弾いていました。あ、譜面のタイトルは正確に言うと「Dm7アルペジオ」ではなく「Dm7アルペジオの応用フレーズ」ですね。

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 動画ですが、一つ目のフレーズは、速度をあげて弾いてるときは少しスィープぽく弾いたりしてますし、二つ目のフレーズはあまりうまく弾けていないですが、勘弁してください。ニュアンスは伝わりますよね?

 このフレーズ、Dm7のコード・トーン(D-F-A-C)がそのまま順番に出てくるアルペジオのフレーズで、特に2段目の一小節目のフレーズはウェス・モンゴメリーがよくやる必殺技(ってほど大げさなものではないか???)です。

 こんな感じで、前回説明したメジャー7thと今回のマイナー7thのアルペジオとそれを応用したフレーズをいくつか覚えて、そればかり弾いていた記憶があります。

 アルペジオってくらいなので、コードの数だけ存在するわけですが、大きく分類すると「マイナー」「メジャー」に分かれるわけですから(マイナーメジャー7thは?なんて言わないでくださいね)、この2つは絶対に指にになじませて、後はテンションを加えて自分なりに練習に組み入れてみてもいいと思います。僕は、めんどくさがりなのでこれ以上はやりませんでしたが・・・・。

 今まで解説してきた

 ・チョーキングをハンマリングで弾いてみる。
 ・コードトーンをちょっと意識した簡単なブルース
 ・3音ボイシング

 そして、この直近数回で解説してきた

 ・アルペジオ

 これだけでも随分とジャズっぽく聴こえてくると思います。僕が大学1年終わったくらいの実力は正直、まだこの程度でしたので、「スタンダードでジャムセッション」のレベルまでまだ道のりはかなり先だったと思います。

 次回からは、「ジャズギター初心者がまず学習した方が良いスタンダード」を今までの経験から自分なりに書いてみようと思います。

 


 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。

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