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Pat Martino奏法研究(63)

【第7章】 グルーブの秘密(2)

 マルティーノの「グルーブの秘密」と言っても特別なことをやっているわけではないですし、ジャズというか音楽全般に当てはまることと思います。ただそんな中でも際立った部分について少し大げさに動画を使って説明します。ノリに関しては身につくまでは少し大げさなくらい強調して練習では弾いた方が良いと思いますし、その方が説明しやすいので。

 まず下の譜面を例にとって解説します。

nori_000022.jpg

何も考えず平坦に弾いたのが、下の動画です。



 別にこれでも全然悪くはありません。

 上の譜面に戻ってください。この譜面の特徴は音程が「上がって、下がって」です。パットのフレーズはこのような8分音符が切れ目なく続き、この「上がって下がって」の繰り返しがとても多いです。これをどう弾くかって言うと、下の鉛筆書きの矢印です。

 この矢印は音の強弱、あるいは気持ち(パッション?)の込め方、感情移入・・・などを表す曲線です。①②で▼は音のアタックの強い部分を表します。

 まず出だしのA音は強く弾きます。次のB音は全体からすると一番小さい音です。ゴーストノートと言っても良いくらいです。そしてB→D→Fと音程が高くなるにつれて、音量を上げていき(感情移入し)A音で最高潮に達します。アタックを強く弾きます。その後、急激に減衰します。

 多少の例外もありますが、パットのノリはこの「山・谷」「上がって下がって」をこんな感じで弾き続けることによって、強力なグルーブが生まれてくると感じます。

 これは特別なことではないと思います。音程低いところから上に向かうときには普通は自然と力が入って上のような感じで弾きますよね。特に弦楽器の人はそうじゃないかと思います。誰だってそうと思いますが、これが延々繰り返されていくことによって全体の流れ(あ、The Great Streamってやつだ!)グルーブが生まれてくるのです。

 あえて意識して弾いたのが下の動画。アクセントや強弱がわかりやすいように譜面よりオクターブ下げて、少し大げさに弾いてます。一瞬芸のように短いですからお見逃しなく。



 次回はもう少し長いフレーズで解説します。
 

 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」や「ジャズギター裏口入学」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方に「Skype」で教えています。レッスン頻度は教わる皆様に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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