僕の音楽史(70)

【大学1年生(1980年~81年)】

 大学からの帰り道に買ったアルバム「サンダー・ライブ/カシオペア」に早速針を落とします。

 会場の騒めきとギターの効果音(?)の後、すかさずドラムのフィルが入ってきます。

 「げ、凄い疾走感!」

 一曲目のスペースロードの始まりです。イントロからテーマ、ギター~キーボードソロと続き、最後の野呂さんのギター弾きまくりで曲は終わります。そして、このまま一気にセーリングアローンからブラック・ジョークそしてミッドナイト・ランデブーまで聴きました。

 この時まで日本のフュージョン・バンド(今回から「クロスオーバー」という言葉は使わず、「フュージョン」という言葉を使います。)と言えば、僕にとっては「プリズム」でした。もちろん和田アキラさんや森園勝敏さんのギターが大好きでしたし、バンドとしても大好きでした。ただ、彼らの演奏に僕は「ジャズ」をあまり感じていませんでした。だから、悪いっていうわけではないのですよ。明らか、ロック、プログレのミュージシャンがジャズに歩み寄った感じに聴こえていました。でも、カシオペアには何故か強力に「ジャズ」を感じました。ギターの野呂さんなんかは和田アキラさんと同世代で、音楽環境的にも近いのでしょうが、野呂さんのプレイには凄く「ジャズ」を感じました。そして、当時僕は「カールトン」より「リトナー」が好きだったのとほぼ同じ感覚で「プリズム」より「カシオペア」が好きになりました。この感覚、わかります?

 メンバー全員のテクニック、とりわけ慶應ライトのドラマー「神保彰」の「テクニック」「ノリ」にはそれはもうぶっ飛んでしまいましたが、それよりなにより楽曲に良い意味で「日本」を感じました。アルバム最後の「ミッドナイト・ランデブー」の哀愁のあるテーマのメロディーに協力に「日本」を感じグッときました。

 ビッグバンド(当時はビッグバンドなんていう言葉すら知りませんでしたが…。)は全く興味の対象外でしたが、このアルバムを聴いた後には

 「ライトのサークル説明会を聞きに行ってみようかな?」

と思いました。

サンダー1

カシオペア1 神保




 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。

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