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Pat Martino奏法研究(60)

【第6章】 Stella By Starlight Etudeの解説(2)

 今回は9~16小節目までの解説します。

 まずは9~12小節目から。



 9小節、B♭△7はGm7にコンバージョンできるのですが、まー、メジャー7thについては無理にコンバージョンしなくとも、要は「ドレミファ・・・」を弾けば良いとも言えます。ここでも移動ドで言えば「ミソラシ ドレミソ」って弾いてるだけです。ここで注意は9小節目の指使いです。他のギタリストはあまり使わない運指です。少し指を開かなくてはいけませんので、動画をよく見て頑張ってくださいね。

 次は13~16小節目です。



 13小節は9小節目と同じくDm7にコンバージョンと言うより、移動ドでFキーでの「ソソラシ ドレミソ」ですね。14小節目はパットの特徴ともいうべきフレーズ、指使いですから何百回も弾いて指になじませてください。15、16小節ではよくAm7-D7と解釈してAドリアンを弾くことも彼は多いですが、ここではAm7♭5-D7♭9と解釈し、それぞれAm7♭5⇒Cm7、D7♭9⇒E♭m7とコンバージョンして、しっかりとCドリアン、E♭ドリアンを弾いています。

 動画では、最初にゆっくりと2回弾いていますので、運指を確認してみてください。そのあと少し早く、実際にアドリブ演奏に取り入れた感じで弾いています。

 ではでは。

Stella By Starlight Etude

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に4年間師事。その後、自己のバンドで各種コンテストに参加する。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。その後は2014年夏より活動を再開。
現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブや講師として活動中。


【ギター教えます】
 僕は有名ミュージシャンではないですが、ずっと独学でやってきて「ジャズのアドリブが全くできない」とか「そこそこ弾けるようにはなったが、なんかジャズっぽくないなー」など、自分のギター・プレイに不満な方や伸び悩んでいる方の気持ちは一番わかっているつもりですし、そんな方達の手助けができるかなーと感じています。また、このブログで連載している「Pat Martino奏法研究」等について「もっと詳しく教えてほしい!」とか「一週間に一回ペースの小出しでなく、時間をかけてじっくり教えてほしい」みたいな人にも力になれるかな?と思ってます。

 東京都杉並区に住んでいますので、通える方は僕の自宅、遠方の方や通うのは大変という方にはリモートでも教えています。レッスン内容や頻度は生徒の方々の希望に合わせて決めています。

 興味のある方はメールやメッセージ、もしくはブログのコメント送信等どんなやり方でも良いのでご連絡くだされば詳細をお伝えいたします。

 それではお待ちしています!!

Mail : rymk.takeda@gmail.com

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