僕の音楽史(61)

【高校3年生(1979〜80年)】

 友人新保君の家でラリー・カールトンを聴かせてもらい、その時、あまり好みではないような態度でふるまっていましたが、やはりラリーの素晴らしい歌心は気にはなっていました。ただ、彼がラリー・カールトンなら俺は他のギタリストを聴いてみようと思いました。雑誌でラリーと並び評された素晴らしいギタリストがいることを知り、彼の最新アルバムを購入しました。それが、下のアルバムです。

lr.jpg

 リー・リトナー&フレンドシップのダイレクト・カッティング・アルバムです。

 ラリーの時と違い、一発で気に入りました。何故かと言うと、理由はいくつかあったと思います。

 まず、「ダイレクト・カッティング」ということが一つの理由だったと思います。ダイレクト・カットなので、要は「スタジオ・ライブ」です。ロックを聴いている時から、僕はこの「スタジオ・ライブ」というスタイルの演奏は大好きでした。「演奏の録音が残る」という事もあってか、演奏者側は丁寧な演奏をします。また、緊張感も伝わってきます。そうは言ってもライブ演奏ですから、適度な荒々しさもあり、それが程よいバランスとなった時に素晴らしい演奏が多くあるように思います。

 また、リトナーのギターの音が凄く気にいったこともあったと思います。ラリーと違って音は歪んでいませんでした。もともと、ロックをやっていたので、歪んだ音は全然OKでしたが、前回も話した通り「歪み=ロック」なので、クロスオーバーという形態の演奏の中での「歪み」はあまり好みませんでした。

 また、このアルバムで僕は「2つの洗礼」を浴びました。

 ひとつ目は、あのリトナーの「フェイザー&ミュート」を使った独特のバッキングでした。当時は誰でもバッキングと言えば、これをやっていたものですが、一番最初に本家本元を聴きました。とにかくカッコよかったですし、この時はまだ知らなかったのですが「コーラス」や「コンプレッサー」「フランジャー」「ディレイ」なる歪み系とは違ったエフェクターの音を沢山聴くことができましたし、とても効果的に使っていました。

 もう一つの洗礼はドラマー「スティーブ・ガッド」のプレイでした。お恥ずかしいことに、この時点で彼の事は全く知りませんでしたが、このアルバムを聴いて今までのドラマーとは全く違うと感じていました。スネアドラムの叩き方が明らか違うと感じました。

 そして、「気に入ったリトナーのダイレクト・カット盤をもう一枚!」っという事で、あの歴史的名盤に僕は出会うこととなります。

 続きはまた・・・・・。

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。

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