僕の音楽史(59)

【高校3年生(1979〜80年)】

 高校3年になりました。前回書いたように半分見栄を張って「国立文系コース」に進級しました(笑)。周りは皆優秀なやつらばかりで、さすがに「勉強しないとヤバい」という雰囲気にもなりました。親友の新保君も「国立文系コース」に進級しましたが、残念ながら違うクラスになりました。音楽はもちろん聴き続けていましたが、学校で音楽の話をする機会はめっきりと減りました。

 以前、「森園勝敏ギタークリニック」に参加していた同学年のギター少年達がライブをやるという話を聴いて、聴きに行きました。

 クリニックで知り合いになった2人はそれぞれ自分のリーダーバンドで出演していて、2~3曲づつ演奏していました。もちろん彼ら2人は相変わらず上手くて驚きましたが、ギタリストの一人が演奏していたある1曲が特に素晴らしくて、演奏後に彼にその曲の事を聴いてみました。

 「さっき演奏していた最後の曲、あれは誰の曲?」

 「あの曲?ウイ・アー・オール・アローン、曲はボズ・スキャッグスだけど、俺の演奏は高中のこのアルバムのコピーだから」

 「え?高中ってあの高中正義の事?」

 彼が紹介してくれたアルバムは次のアルバムでした。

takanaka.jpg

高中といえば僕にとっては「サディスティック・ミカ・バンド」そしてライブでの「塀までひとっとび」のあの素晴らしいギターソロを聴かせてくれていたあの人です。このようなギタリストに進化していたとは全く知りませんでした。

 このレコード、当時のクロスオーバーの名曲を高中さんのアレンジで演奏されているもので、僕の記憶では1曲ごとに彼の解説つきで、曲で使用された楽器やエフェクターの紹介などが記載された教則レコードのようなものでした。この時点で多少クロスオーバー(プリズムや森園さんなど)を耳にはしていたものの、まだまだロック少年であった僕はもちろん原曲やその演奏者については誰も知りませんでしたので、どれも高中さんのオリジナルのような感じで楽しめました。

 どの曲も素晴らしかったのですが、そんな中でもやはり例の「ウイ・アー・オール・アローン」のプレイは最高でした。皆さんご存知のように、この数年後に高中さんはブレイクし、一大ブームを巻き起こすことになって、素晴らしい楽曲やプレイをたくさん残すことになるのですが、その時のプレイを含めてもこのアルバムに収められたウイ・アー・オール・アローンのギターソロが彼の演奏の中での最高峰と思える物です。必聴です!

 早速、コピーしました。同じよう弾くことはできましたが、やはりこの時点ではコード進行を理解できるレベルではありませんでしたので、レコードと同じに弾けるだけで、アドリブ演奏などは全くできませんでしたが・・・・。

 





 

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
横浜JAZZプロムナード '94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。

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