Pat Martino奏法研究(54)

【第6章】スタンダード曲への活用(6)

 
 今回は9小節目のB♭△7からの解説です。これはマイナー・コンバージョン的にはB♭△7⇒Gm7のようにコンバージョンするのですが、まー、無理にコンバージョンして考えることはなくて、「B♭キーのドレミ・・・」を弾けば良いのです。

 ただ、Gm7で考えるメリットが2つあって、ひとつはE♭△7の時にお話ししましたが、Gm7と考えてGドリアンスケールを弾くと、そのスケールの中の特徴的なE音が、B♭△7の#4thの音になって、いい感じのテンション間が得られるということです。

 もう一つの理由は、次のEm7♭5が理由です。ここのEm7♭51小節目のEm7♭5で解説したように、Em7♭5⇒Gm7にコンバージョンして考えれば、B♭△7からEm7♭5までの6拍をGm7(Gドリアン)で弾けてしまうことになります。マイナー・コンバージョンで考える一番の目的は「単純化」「簡素化」ですから、理にかなっています。

 もっとも、Em7♭5→A7♭9→Dm7は「Dmキーのツー・ファイブ」ですから、マイナー・コンバージョンを考えなくとも、もともとツー・ファイブのフレーズのストックがある方は、それを当てはめて弾いてみれば良いと思います。マイナー・コンバージョン的には
Em7♭5→A7♭9→Dm7  ⇒   Gm7→B♭m7→Dm7 です。この辺、ついていけない人は、1、2小節目の解説部分を復習してみてください。もしくは、質問していただいてもOKです。

 今回はここまでです。

 動画は最初9~11小節目のテーマを2度弾いてから、B♭△7→Em7♭5→A7♭9→Dm7 を Gm7→Gm7→B♭m7→Dm7 とコンバージョンして弾いています。

 参考にしてください。



STELLA BY STARLIGHT-408

 


  

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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