Pat Martino 奏法研究(13)

 今回からパットマルティーノの演奏の核となる「マイナー・コンバージョン・コンセプト」についての解説をしていきたいと思います。

 あらかじめお断りしておきますが、僕は音楽理論にあまり明るい方ではありません。したがって、これから解説していくことは、音楽理論を多少なりともかじった方なら、少々物足りないと思いますし、「それ違うじゃないか!?」という部分も、もしかしたらあるかもしれません。しかも、ギターの指板を使って解説していきますので、ギター以外の方が理解するには???な部分もあります。

 「最小限の理論しか知らないギタリストが、マイナー・コンバージョン・コンセプトの考え方を利用して、アドリブ演奏ができるようになる」

を目的に話していきますので、いわゆる理論書のような解説を期待してらっしゃる方は、残念ながら不適切ですのでご了承ください。

 それでは、さっそくはじめます。

「マイナー・コンバージョン・コンセプト」とは、簡単に言うと
「全てのコードをマイナーコードに置き換えて(コンバージョン)、マイナーコードで使えるスケールをあてはめて弾く」
という考え方です。この講座では、話を簡単にするために、下のように言い切ってしまいましょう。

「全てのコードをマイナー7thコードに置き換えて、マイナー7thコードで使えるドリアンスケールをあてはめて弾く」

注意点は以下の2つ。
・「マイナー7thコードに置き換えて・・・」っていうのは、「置き換えてコードが弾けます」ということではなく「置き換えて考えることができます」という理解が一番良いと思います。したがって、譜面にD7書いてあるときにAm7のコードをかき鳴らすことができるということではありません。

・マイナー7thコードで使えるスケールというのはいくつもあるのかもしれませんが、これからの解説は一部の例外を除いて、「マイナー7thコードはドリアンスケールで弾く」としておいてください。


「何でコンバージョンして考えるのでしょう?」「頭の中で一々置き換えて考えては、かえってややっこしいのではないか?」ての声が聞こえてきそうですが、目的はこうです。

「全てのコードをマイナー7thコードに置き換えて考えることが出来て、それを全部ドリアンスケールで弾いてよければ、色々なスケールを覚えなくても、ドリアンスケール一つ覚えておけば、どんな曲も弾ける」

これが「マイナー・コンバージョン・コンセプト」の一番の目的です。

次回から、具体的な解説に入ります。

ご期待ください!

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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