僕の音楽史(30)

【中学3年生(1976年~77年)】

 この年、僕の記憶では特にロックに関する大きなイベントや特記事項、事件などはなかったように思います。ずっと習ってきたクラシック・ギターはもう既にやめていましたし、エレキの方も高校受験ということもあり、手にする時間も少なくなっていました。

 そんな中で衝撃的なニュースが飛び込んできました。

 僕が本格的に好きななった最初のロックバンドであるユーライア・ヒープのベーシスト、「ゲイリー・セイン」が27歳という若さでこの世を去りました。感電事故で入院し、そこで覚えたドラッグに溺れたのが原因と報道されていました。

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 知名度はそんなに高くはないのかもしれませんが、知る人ぞ知る素晴らしいベーシストでした。ユーライア・ヒープの黄金期メンバー、デビッド・バイロン、ミック・ボックス、ケン・ヘンズレー、リー・カースレイク、皆好きでしたが、そんな中でも、ゲイリー・セインは一番好きでした。美しくメロディアスなベース・プレイ、こんな人はこの当時のロック界ではどこを見渡してもいませんでした。ユーライア・ヒープ黄金期を支えた、と言うか、彼らには勿体なくらいの素晴らしいベーシストでした(笑)。ライブ盤で彼がグループに参加する前の演奏曲も収録されていますが、彼がベースを弾くことでドラマチックな雰囲気に変わり、新たな魅力を引き出しています。また、ロックン・ロール・メドレーでのベースラインが死ぬほど良いですね。ルックスも演奏する姿もかっこよく、特に直角に曲げた右手首と左右の長い指での運指が綺麗で芸術の域です。

 ギターとオルガンでの重厚なコード・サウンド、ロックの場合は、基本Ⅰ度とⅤ度のパーワー・コードでテンション感が希薄なので、とかく単調になりがちですが、そんな中、ゲイリーのメロディアスなベースが裏で聴こえてくると、凄くドラマチックなサウンドになります。確かニュージーランド出身で、ジャズ系のビッグ・バンドのベーシストの経歴もある事も影響しているのでしょう。

 僕はこの当時まだジャズは聴いてはいませんでしたので、「ジャコ・パストリアス」の存在などは知りませんが、「イノベーション」と言う意味では比較にはなりませんが、彼に匹敵するくらいの偉大なベース・プレイヤーと思います。27歳で亡くなってしまうなど残念でなりませんでした。Zepの「幻惑されて」を彼の演奏で一度聴いてみたい!まー、叶わぬ願いですが・・・・。

 1976年当時聴いていたロックのアルバム紹介をするつもりが、記憶を辿っていくと「ゲイリー・セイン」の事を思い出してしまい、皆さんにどうしても紹介したくて予定変更して書きました。

 
 

 

テーマ : 音楽日記
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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