Pat Martino奏法研究(45)

【第5章】総合 - (4)

今回は3小節目Am7♭5の部分です。

 この部分は以前解説したとおりAm7♭5⇒Cm7にコンバージョンして考えて弾いています。m7♭5はジャズ初心者の「最初の壁」と思います。ジャズ、ポップス、フュージョン系で当たり前の様に出てきますが、ロック系にはあまりないサウンドです。何と言ってもロックはパワーコード(1度と5度)の文化で♭5はあまり馴染みがないのです。ともかく 「m7♭5は短三度上のm7にコンバージョン」と頭に叩き込んで下さい。

 3小節目の2~3拍の音列、ポジショニングについては次回説明しますが、この音の並び、弾いてみるとなんか聞き覚えありませんか?
 
 そうです、E♭△7のアルペジオそのままです。

 メジャー7thのアルペジオですが、ジャズ初心者では必ずやると思いますし、基礎練習に取り入れている人も多いでしょう。僕も指慣らしにいつもC△7→F△7→B♭△7→E♭△7.....とC△7に戻るまで12key を練習前に弾くのが習慣になってます。

  なんでE♭△7かは説明しなくとも大体の方はおわかりかと思います。要はAm7♭5⇒Cm7⇒E♭△7って事です。わからない人はこんな説明でどうですか?「ドレミファソラシドだけでCもAmも弾ける」のは知ってますよね?これはAm⇔Cって事で、それならCm⇔E♭って事です。かえってわかりにくくなってしまいました!

 それなら「マイナー・コンバージョン」じゃなくて、いきなりAm7♭⇒E♭△7、つまり「メジャー・コンバージョン」すれば良いのでは?と言う声が聞こえてきそうです。答えは「どうぞご自由に!」です(笑)。要は「フレーズの中であの音列を選んだのはどう考えたからなのか?」を説明しているだけで、Am7♭5の時にAロクリアン(Am7♭5)と考えようとCドリアン(Cm7)と考えようとE♭イオニアン(E♭△7)と考えようどうでも良いのです。

 以上まとめますね。

 Am7♭5⇒Cm7⇒E♭△7

 日本語で言うと

 「m7♭5は短三度上のm7にコンバージョンできる。そして、増4度(♭5度)上のM7にコンバージョンできる」

 次はここの部分のポジショニングについて解説します。
Phrase Example


テーマ : JAZZ
ジャンル : 音楽

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プロフィール

武田 謙治

Author:武田 謙治
1962年生まれ 新潟県出身
小4よりクラシックギターを始める。
中学~高校時代はロック、フュージョンに傾倒。
慶應義塾大学入学と同時に、慶應ライトミュージックソサェティに所属し、ジャズの演奏を始める。
卒業後は、働きながら音楽活動を継続し、ジャズギタリスト布川俊樹氏に師事し、各種コンテストにも参加。
【主な受賞歴】
 浅草JAZZコンテスト グランプリ受賞
 吉祥寺JAZZコンテスト グランプリ受賞
 横浜JAZZプロムナード’94 コンペティショングランプリ受賞 横浜市民賞受賞
 キングレコード「日本ジャズ維新塾」 グランプリ受賞 岡安芳明賞受賞
 
1990年代は精力的に活動をしていたが、2000年に入り、十数年の間活動休止。2014年夏より活動を再開。現在は、都内を中心に、「日本一ギターのうまいサラリーマン」を目標にライブ活動中。
【ギタリスト武田謙治のブログ】
http://kenjitakeda.jp/
【Jazz Rock 必見動画!】
https://kenjitakeda.blog/
【Guitar Lesson のお知らせ】
http://kenjitakeda.jp/blog-category-12.html/

mail:rymk.takeda@gmail.com

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